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ドラマの感想など

【ネタバレ】別れて生きる時も 第九章「孤独の影」その一

TBS 1978年1月16日

 

あらすじ

前科者の娘と知って愛してくれた石山(速水亮)が理由も告げずに去った。絶望した美智(松原智恵子)は小野木(伊藤孝雄)の求婚を受け入れた。が、小野木の性格は異常だった。美智を家にとじ込めて友人とのつき合いも禁じた。夫を愛そうとした美智だったが、彼が卑劣な手段で石山との間を裂き、その上、母をだまして満州に行かせたことを知って、美智は家を出た。

愛の花

愛の花

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2024.8.29 BS松竹東急録画。

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原作:田宮虎彦(角川文庫)

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小野木美智:松原智恵子…字幕黄色

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石山順吉:速水亮

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井村さき:津島道子

千島(ちしま)陽子:種谷アツ子

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女性:秋山京子

森川房枝:関悦子

ナレーター:渡辺富美子

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小野木宗一:伊藤孝雄

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音楽:土田啓四郎

主題歌:島倉千代子

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脚本:中井多津夫

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監督:八木美津雄

 

<石山が去って、生きる望みを失った美智は投身自殺を図った。しかし、警察に保護され、やがて小野木に引き取られて家に帰った>

 

回想

小野木<<美智さん、今度は私の気持ちを言います。何もかも…美智さんのことは何もかもみんな承知の上で言います。私と結婚してくれませんか? きっときっと美智さんを幸せにしてみせます>>

回想終わり

 

材木置き場にいる美智。

 

<これまでの美智は小野木に対して、ひとかけらの好意も抱いたことはなく、むしろ不快な印象がつきまとってならなかった。しかし、小野木の何もかもを知り尽くしたうえでの求婚は、少なくとも今の美智にとって安らぎであり救いだった>

 

母→小野木→美智の手に渡った指輪を見つめる。

 

<小野木が自分と石山を引き裂くためにどんな策謀を使ったのか、美智は気づくこともできないまま、結局、小野木の好意を受け入れるほか生きる道はないと思ったのである>

 

さきの店の前の路地で女の子たちがまりつきをして遊んでいる。

女性「みどり、宗太郎の守りせえっちゅうてるのに、いつまで遊んでる気ぃや。ひろこちゃん、またあとでな」かつて美智が住んでいた玄関へ入っていった。

 

店の前には石山! 玄関の表札は2つとも変わっており、暗くてよく見えないけど、本橋、高見に見えた。

 

店の奥にいたさきは石山に気付いて笑顔を見せた。「石山はん、さあさあ」

石山「おばさん、ご無沙汰いたしまして」

さき「さあさあ、どうぞここへおかけやす」

 

隣の家から赤ちゃんの泣き声が聞こえる。

 

さき「石山はんが出はってからっちゅうもんは、うちのほうもすっかり様子が変わってしもうてなあ。2階は工員さんに入ってもろてんけど、毎晩、酔っ払うて遅う帰ってくるし、下は下で4人も子供のある人に貸したもんやさかいにもう朝から晩まで、まあ、騒々しいて気の休まる暇もあらへん」ラムネを手渡す

石山「あっ、すいません。じゃあ、塩崎さん、もうこちらには…」

さき「みっちゃんなあ、お嫁に行きはったんえ。石山はんも顔見たら覚えてる思うけど、ほれ、区役所に出てはった小野木はんちゅうお方のとこへ」

石山「ああ…そうでしたか。いつ?」

さき「石山はんが出ていきはってから間もなくのことやったさかい、もう二月(ふたつき)以上になるかしら」

 

石山「あれから体を壊しまして信州のほうに帰ってたもんですから。つい2~3日前に京都に戻ったばかりなんです」

さき「ふ~ん、で、今はどこぞで下宿でも?」

石山「はあ、今度は大学の寮のほうに入れてもらうことにしました。その節はほんとにお世話になりっぱなしで」

さき「いやいや、もう石山はんが2階にいてはったころのことがなんや懐かしい気がしてなあ。ハハッ。今と違(ちご)うて、うちん中は静かやし、石山はんが毎晩毎晩、遅うまで勉強してはるもんやさかいに、みっちゃんのお母さんがよう言うてはったもんや。『偉(えろ)うなる人は、やっぱり違うな』て。あっ、これな、とっときのお菓子どすねん。どうぞ」戸棚から取り出したお菓子を勧める。

 

石山「はあ、どうもすいません。塩崎さん、時々は、こちらに?」

さき「それがな、嫁に行ったっきり、全然。なしのつぶてのお見限りどすねん。5年も6年も長い間、おんなじ屋根の下に暮らした間柄やちゅうのに、なんや水くさいな、薄情やなあちゅう気ぃがせんでもないんやけどな。けど、みっちゃん、嫁に行って、おばちゃんのこと忘れてしまうくらい、まあ、幸せになってるんやろな、そない思うてな。まあ、いつかは思い出してくれることもあるやろ思うて。フッ」キセルを吸い始める。「石山はん、あんた、なんで急にうちから出ていかはったんか、おばちゃん、今でもわけが分からへんのやけど、ほんまはなんぞ、みっちゃんと?」

石山「あっ、いえ、決してそんな…そりゃもちろん美智さんはいい人だと思ってました。しかし、小野木さんという婚約者の方がいるなんて全く知らなかったもんですから」

さき「えっ? 小野木さんとみっちゃんと初めから、そういう間柄やったん? いや、おばちゃん、ちょっとも知らなんだわ。あっ、それでやな、小野木さんからの話、あんまり急やさかいに、まあ、びっくりしてんけどもな。やっぱり初めからそういうことになってたんどすな」

 

<石山が、あえて元の下宿を訪ねたのは決して美智に会いたい一心だけではなかった。小野木から美智とは許婚の間柄であると、一方的に告げられたことが、あまりにも寝耳に水であっただけに、今もそのことが釈然としなかったからである。2人が結婚したと聞いて、本当に何もかもが終わってしまったのだとそう思った>

 

帰っていく石山。あの手紙、ホントに石山が書いたんだろうか?

 

自宅から出てきた女性が隣の家を訪ねた。長屋?

房枝「ごめんやす」玄関の戸が閉まっている。「小野木はん、奥さん!」

美智「はい。どなたはんどす?」和服姿の若奥様スタイル。

 

⚟房枝「隣の森川どす」

 

美智「あっ、すんまへん」鍵を開ける

房枝「あら、鍵かかってるさかい、お留守や思うたわ」

美智「うちの主人、用心深い人ですさかい、うちにいるときでも鍵かけとけ言うもんで」

房枝「あんまり器量のええ奥さんを持つと旦那さんも気苦労なこっちゃ。奥さんのことが心配で気が気やあらへんのやさかいな」

美智「そんな…」

 

房枝「フフフッ、あっ、これな、お豆さんの炊いたんやけど、食べてもらおう思うて」

美智「そうどすか? いつもいつもすんまへん」

房枝「いいえ」

美智「あっ、そや。奥さんにお尋ねしよう思うてたことが」

房枝「なんどす?」

美智「すんまへん、ちょっと…」家に招き入れる。

房枝「へえ」

 

美智「どうぞ。主人の着物、縫うてたんどすけど襟付きがうまいこといかんさかい、どないしたら…」

房枝「へえ~、うわあ、そやけど、うまいこと縫えてるやないの。ふ~ん」

 

⚟竿竹屋「♪たけや~さおだけ~たけや~さおだけ~」←字幕に書いてあったけど、全然聞えなかったな~。

 

小野木が歩いて帰ってきた。中から話し声が聞こえて?そっと玄関を開ける。

 

美智「よう分かりました。ほんまに助かりました。おおきに」

房枝「いいえ、めっそうもない。お安いことですがな。ほなな、よいしょ」

美智「あっ、奥さん、ちょっと待っておくれやす」戸棚から取り出したものをお盆に乗せる。「これ」

房枝「いや~、マッチやないの」

 

小野木が玄関にいるのに気付いた美智。「おかえりやす」

房枝「お邪魔してます」

黙って頭を軽く下げる小野木。

房枝「配給制になってから不自由してたさかい、これはほんまに大助かりや。おおきに。ほなな。(小野木に)どうも、おおきに」

何も言わずに頭だけ下げる小野木。

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房枝役の関悦子さんは「あぐり」ほか朝ドラにもいっぱい出てるし、最近のドラマにもたくさん出ている。「赤い運命」の12話にも出てたらしいけど、どの役かよく分からない。「あぐり」は多分、岡山パートに出演してたっぽいから、松原智恵子さんと共演シーンあったかも!?

 

房枝が出ていくと即座に鍵をかける小野木。「お前、またマッチやったんか? なんで無駄なことばっかするんや」

美智「いつもお世話になってますさかい。それに今日もお豆さん炊いたんもろたんどす」

小野木「そんな物、もらわんでええ。誰もうちの中に入れるな言うとるやないか」

美智「そうかて、近所づきあいも大事ですさかい」

小野木「とにかく、うちの中に人、入れたらあかん。俺は、お上の仕事をしとる身やさかい人に見られたら困るような大事な物(もん)があちこち置いてあるんやから。それに俺は近所づきあいが好きじゃないんだ」

 

美智「ほな、お隣同士、口利いてもいかんのどすか?」

小野木「そんなことは、ええかげんにしておけばええことやないか。何べん言うたら分かるんや」

 

「おやじ太鼓」の亀次郎みたいにポンポン服を脱ぎ捨てるタイプではなく、上を脱いで、寝巻きを肩にかけてもらったらズボンを脱ぐタイプか。

 

美智「すんまへん」

小野木「ああ…それより、お前に買(こ)うてきた物(もん)があるんや。開けてみ」通勤カバンの中に包装紙に包まれた箱が出てきた。「半襟や。京極の襟しんで買うてきたんや」

www.kyoto-teramachi.or.jp

ここがモデルだったりして。京極商店街のゑり正(しょう)。

 

箱を開けると、薄紙に包まれたピンクと赤の半襟が出てきた。

小野木「どや? ええ色やろう。こういう物(もん)が買えるのも今のうちやさかいな。おう、ちょっと当ててみ。おう、こっち来てみ。うん?」鏡の前に美智を立たせる。「ああ、ハハハッ。こら、よう似合うわ。ハハッ、ええ買い物してきたわ。なんで黙ってるんや? うれしくないのか?」

美智「そりゃ、うれしおす」

小野木「なら、ちっとは、うれしそうな顔してみんかい」

美智「急にそんなこと言わはったかて」

小野木「せっかく買うてきたんやないか? 早(はよ)う、うん?」

美智「おおきに」

小野木「うれしいな?」

美智「へえ。ほな、うち、お夕飯の支度しますさかい」

 

半襟を箱にしまっていると、小野木が背後から抱き締めてきた。

 

美智「あっ…よしておくれやす」小野木が無理やりキスしようとしてるのをかわす。「誰ぞ…誰ぞ来たら…」

小野木「誰も来いひん」

美智「イヤやわ、あんた。あっ…よしておくれやす」

 

小野木がお姫様抱っこで寝室に運ぶ…布団敷いてないけど。

 

美智「あっ…うち、明るいうちから恥ずかしいわ」

小野木「俺たちは夫婦じゃないか。恥ずかしいことなんか、なんもあれへん」

美智「あっ…イヤ。恥ずかしいからイヤやったら」

小野木が美智の着物を脱がせながら、バシッとふすまを閉めてCMへ。

 

はー、昼ドラ! 母はこのドラマは好みじゃなく見なくなったのでひとりでよかった。

 

鼻歌を歌ってご機嫌な小野木は風呂に入っていた。

 

美智「着替え、ここに置いときますさかい」

小野木「ああ、美智」

美智「はい」

小野木「背中流してくれ」

美智「はい」

 

この時代、自宅に風呂あるのがすごいな~。美智に背中を流してもらいながらも歌っている小野木。「あっ、そや。お前も一緒に入ったらええ。そうせえ」

美智「片づけ物が残ってますさかい、あとでゆっくり入れさせてもらいます」

小野木「そんな物(もん)あとに回したらええやんか。さあ、早う」

美智「…」

小野木「アホやな、夫婦やないか。なにも恥ずかしがることはあらへん。さあ、早う。ほら」

 

美智が脱衣所で帯を解く。

 

寝室

小野木の腕枕で体をぴったりと寄せている布団に入っている美智。

 

<初めから小野木に愛情を感じての結婚ではなかったが、初めに愛情がなくとも夫婦の情愛というものは内側から自然と芽生えてくるものなのかもしれない。美智はそう思っていたのである。小野木が執拗に自分を求めることも夫婦とは、そういうものかもしれないと自分に言い聞かせていた>

 

美智は布団から出てふすまに手をかけたが、寝ていると思っていた小野木が「どこ行くんや?」と声をかけてきた。

美智「片づけ物(もん)が残ってますさかい」

小野木「そんな物(もん)、あしたにしたらええやないか。ほら、こっちへ来い」美智を抱きしめ布団に入る。

 

美智「よう眠ってはる思いましたさかい」

小野木「俺はな、お前がちっとでも俺のそばから離れようとすると、すぐ目ぇ覚めるようになっとるんや。ハハッ。それくらい、お前のことが好きで好きでたまらへんちゅうこっちゃ」デコにキス。ひぇっ!

 

美智「うち、1つだけお願いしたいことがおますのやけど」

小野木「なんや?」

美智「井村のおばちゃんとこにご挨拶に行きたいんどす。長いことお世話になりながら、いっぺんもご挨拶に行ってませんさかい」

小野木「お前が行くことあらへん。俺からよく言うとくぞね」

美智「そやけど、うちかて、おばちゃんに会いとうおす」

小野木「なんのために会いたいんや? お前にとっても別にええ思い出があるわけでもないやろ。お前は今じゃ俺の女房やよってな。あんな所にいつまでも出入りしてもらっちゃ困るんや。きつう言っとくよってな、ええな?」

 

陽子が小野木家を訪ねてきた。長屋一帯のプレート?を見ている。

 

尾澤重雄

末次蔵吉

小野木宗一

藤武

和田和臣

山本信…

鈴木…

田中克…

佐々木徳二

 

小野木は親と同居してないけど長男なのか? お隣の森川さんの名前がないね。

 

陽子「ごめんください!」と玄関に手をかけるが、開かない。「ごめんください!」

美智「はい、どなたはんどす?」

陽子「うち、千島陽子どす」

 

鍵を開けた美智。

陽子「こんにちは!」

美智「陽子ちゃん」

陽子「みっちゃん、しばらくやったね」

美智「よう来てくれたな」玄関を閉める。「どうぞ。よう、ここ分かったな」

陽子「うん。今日、初めて聞いたんえ」座布団を出した美智に「おおきに」とお礼を言う。「うちの結婚式が今月の16日やさかい、会社の小川課長はんに出席してもらおう思うて挨拶に行ったんやわ。そしたら、美智がとっくの昔に結婚したいう話、聞いて…けど、みっちゃん、ひどい話やないの。なんで、うちに内緒で結婚せんならんの?」

美智「そんなつもりはなかったんやけど、ごく内々で済ませたもんやさかい」

 

陽子「もう、びっくりしたわ。みっちゃん、前に言うてたやろ? お母さんと一緒に満州に行くかもしれへんて。そやから、満州に行ってしもうたんかなって。みっちゃんて思うたより薄情な人やなって、そない思うてたんえ」

美智「陽子ちゃんのこと、気にはしてたんえ。そのうち落ち着いたら、いっぺん会いに行こう、そない思うてたんやわ。そやけど、とうとう陽子ちゃんの結婚式の日が近づいてきたんやな」

陽子「うん」

美智「とにかくおめでとうございます」

陽子「こちらこそ遅ればせながら、ご結婚おめでとうございます」

美智「まあ」

2人で笑い合う。

 

美智は陽子と並んで外の路地を歩く。「分かったわ、16日の5時やね。陽子ちゃんの結婚式やさかい、うちの主人と一緒に必ず出席させてもらうわ」

陽子「いや~、みっちゃんたらやらしいわ。『うちの主人』やて。若奥様ぶりがすっかり身に付いて、幸せなんやね」

美智「それより、陽子ちゃんの旦那さんになる人、どんな人か聞かせてほしいわ」

陽子「16日に、よう見せてあげるし。うちもみっちゃんの旦那さんいう人、どんな人かよう見せてもらうわ。ほな、おおきに、またね」

美智「さいなら」

 

小野木家

小野木「ハァ…まだ言うてんのか。なんでそれぐらいのこと聞き分けられんのや」

美智「なんでですねん? なんでうちが陽子ちゃんの結婚式に出席したらあかん、言わはるんどす? 小川課長はんかて出席しはるのに、なんでうちが?」

小野木「もう寝るわ」

美智「よう分かるように教えておくれやす」

小野木は「うるさい!」と大声で怒鳴りつけた。「ハァ…胸に手ぇ当てて、よう考えてみ。お前かて以前に自分でそう言うてたことやないか」

 

美智「なんどす?」

小野木「人に隠し立てせんならんような秘密があるよって、誰にも会いとうないって。陽子はんちゅう女学校時代からの友達、お前の父親のこと知ってんのか? 母親が娘を捨てて父親と一緒に満州へ行ってしもうたっちゅうことを話して聞かせたんか? それだけやないで。お前が帝大の学生にだまされて自殺し損なったっちゅうこと、知らへんのやろ? ああ、そら、仲のええ友達とつきあうのはかまへん。そやけどな、仲ようなればなるほど、そういう知られたくない秘密がバレていくもんと違うか?」

 

美智「そやけど、今は…陽子ちゃんにだけは、なんでも話せる気がするし、いっぺんはなんもかも聞いてもらおう、そない思うてます」

小野木「それは俺が困る。そんなことしたら俺が犯罪人の娘を女房にしてるっちゅうことを世間に知らしめることになるやないか」

美智「ほな、うちは誰とも…友達も近所の人もつきおうてはいかん。日陰者(もん)のように1人で暮らしてけ、そない言わはるのどすか?」

小野木「俺がおるやないか。お前のことは何もかも承知している。その上でこうして夫婦になったんだ。それで一体、なんの不足があるんや。俺さえおったら他に誰もいらん。美智、お前、そない思わなバチ当たるで」

泣き出す美智。

小野木「ああ…泣かんでええ。あっ、そや、今度の休みに映画でも見に行こう。それからなんかうまい物(もん)でも食べて。なっ? 俺がおるんや。なにもクヨクヨすることないやないか。美智。美智は俺一人のもんや。離さへんで」

 

小野木に抱き締められながら涙を流す美智。(つづく)

 

あらすじを信じて見続けるしかないね!

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小野木のやってることはモラハラ