徒然好きなもの

ドラマの感想など

【ネタバレ】🈟別れて生きる時も 第一章「哀愁の朝」その一

TBS 1978年1月4日

 

あらすじ

昭和十五年、京都電話局の交換手・塩崎美智(松原智恵子)は母に見送られ、元気に職員旅行へ出かけた。美智は必死でかくしていたが、刑務所に入っていた父・利周(垂水悟郎)が家へ帰ったばかりだった。美しい美智は縁談があるたび、父の秘密に心が凍りついた。

愛の花

愛の花

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2024.8.19 BS松竹東急録画。今回は年明けスタートで水曜日から始まってるから全43話と帯ドラマにしては中途半端な回なのね。

 

原作:田宮虎彦(角川文庫)

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塩崎美智:松原智恵子…字幕黄色

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石山:速水亮

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塩崎利周(としかね):垂水悟郎

塩崎喜代枝:利根はる恵

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井村さき:津島道子

小川:阿木五郎

瑞峯:瀬良明

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陽子:種谷アツ子

信久:岡元八郎

三清直美

ナレーター:渡辺富美子

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小野木:伊藤孝雄

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音楽:土田啓四郎

主題歌:島倉千代子

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脚本:中井多津夫

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監督:八木美津雄

 

昭和十五年 

   京 都

 

京都理化工業

 

美智が書類を小川課長の部屋まで運んだ。

美智「これが来月の勤労計画書です」

小川「うん」

美智「それから社内報です」

小川「ああ、そう。うん」

 

美智「あっ、灰皿取り替えます」

小川「うん」

 

サイレンが鳴り、小川が伸びをする。昼休み。

 

美智が灰皿を取り替えて戻ってきた。

小川「ああ、おおきに。あのな、お昼休みにちょっと話があるんや」

美智「はあ」

小川「さあ、早(はよ)うお弁当食べといで」

美智「はい」

 

自分の席に戻った美智に隣の席の陽子が話しかけてきた。「課長はんの話って、なんやろな?」

美智「うち知らん」

陽子「ん~、一緒にドッジボールしたい思うてたのにな」

美智「うん」

 

お弁当を食べ始める陽子と美智。

 

外へ出た陽子。「なあ、うちらも入れて!」ドッジボールというよりバスケのパス練習みたいにボールを投げ合っている。

 

小川「いや、ほかでもないんやけどな、君、もう決まってんのか?」

美智「は?」

小川「いやいや、結婚の相手やがな」

美智「いいえ」

小川「ほんまか?」

美智「はい」

小川「そら、よかった。いや、君にな、ええ縁談が来とるんや。君も知ってるやろ? 週にいっぺんお花を教えに来られる長岡さん。あの人の息子はんでな、東京の大学を出て今、大阪の軍艦を造る造船所に出てはるそうや。こら、ええ話やろ?」

美智「うち困ります」

小川「なんでや?」

美智「当分、お嫁に行く気ありませんさかい」

 

小川「まあ、おかけ」

ソファに座る美智。

小川「誰ぞ好きな男性でもおるんか?」

美智「そんなんやないんです。うち、ほんまに…」

小川「まあまあ、任しといたらええがな。いや、ほんまはな、君の保証人になっとる区役所の小野木はんに聞いてみよう思うたんやけどな。あっ、君と小野木はんは親戚になるんやったな?」

美智「はい」←さっきから目がキュルキュルでウルウル。

 

小川「君かて、もう21やろ? なんぼ美人ちゅうたかて、ぐずぐずしとったら出遅れてしまうで」

 

昭和15年で21歳。1919/大正8年生まれで「岸壁の母」の新二より少し上だね。新二は昭和6年に7歳で1924/大正13年生まれくらい。

 

ナレーション<塩崎美智には、ある秘密があった>

 

鉄格子の向こうにいる男性に話している喜代枝。「美智はなあ、体だけは一人前になってもまだまだ子供で…奥手いうんやろか。でも、近所でも評判の器量よしになってくれましたえ。そや…今度、面会日が来たら、一緒に連れてきますさかい」

利周「今更…いや…会いとうねえよ」

喜代枝「今、会(お)うたら、美智があんまり器量よしやさかい、あんたかて、きっと父親(てておや)の鼻が高(たこ)うなりますえ」

 

終始、面倒そうな態度の利周。「もう時間ですやろ?」と同席している看守に話しかけた。

 

喜代枝「あんた…あと1年とちょっとですけえな。せっかく7年も無事に務めてきたんですけえ。もうちょっとの辛抱ですけえな。あんた!」

後ろも振り向かず面談室を出ていく利周。

 

<美智は父の秘密を知らなかった幼いころが懐かしい>

 

電車に乗っている美智からセピア色の回想シーンへ。

 

<父がいなくなって間もなく母と二人きり、山陰の古い町から京都に移り住んだが、母が始めた布地の行商を助けて美智も近くの村を回った>

 

電車に乗っている美しい美智の横顔。

 

<やがて、父の秘密を知ったのは女学校を卒業する間際だった。それ以来、人並みの結婚は望めるわけがないという思いに自分を閉じ込めていた>

 

視線を感じた美智が顔を向けると、学生服の男性が目をそらした。

 

駅に到着。

 

兵隊さんは命がけ

私たちは襷がけ

 

という看板が立てかけられている。

 

美智が電車を降りると、学生服の男も追ってきた。美智は走って逃げる。

学生「ちょっと、ちょっと! 待ってください!」

振り向く美智。

学生「これ、読んでください」封筒を渡そうとするが、美智が首を振ると、「お願いします!」と無理やり美智に渡そうとした。美智は振り切って逃げた。受け取ったらOKと取られたらまずいもんね。

 

ぜいたくは敵だ!

 

という看板があったり、戦時色も淡くあるけど、美智はワンピースだし、そこまで戦争!って感じではない。

 

産婆 横田フク

 

今川燒の垂れ幕が出ている店先からさきが声をかけた。「あら、みっちゃんおかえり」

慌てて家に入っていく美智。「あっ、ただいま」

 

隣が産婆、今川焼をやってるさきさんの家は井村、で、その隣が美智の住んでる家。

 

さき「あっ、はいはい、おまっとさん」と客に今川焼を出して奥へ。「あっ、みっちゃん、慌てて駆け込んできたけど、なんぞあったん?」

喜代枝「へえ。また男の人にあとをつけられたらしいんですわ」

 

奥がつながっていて、お隣さんというのとはちょっと違う感じかな?

 

喜代枝「おかえりやす」

石山「あっ、ただいま」

喜代枝「石山はん、その辺でけったいな学生、見はらへんかった?」

石山「いいえ」

喜代枝「はあ」

 

石山「あっ、ただいま」

さき「おかえり。ヘヘヘッ」

 

階段を上っていくちょっと長髪な学生、石山。

 

喜代枝「同じ学生はんでも石山はんは違うなあ。勉強勉強で感心なお人や」

さき「フフフッ。なあ、喜代枝はん、さっきの話な、みっちゃんによう聞かせたって。ケガせんうちに早う嫁にやるこっちゃ」

喜代枝「へえ」

 

さき「あの普門寺さんちゅうたら、名のあるお寺やそうどっせ。ええ話や思うけどなあ」

喜代枝「へえ。そりゃ、うちにはもったいないええ話や思いますけど。美智によう話してみますさかい」

さき「へえ。ヘヘヘッ」

喜代枝「ほな」

さき「ほな頼んますえ」

喜代枝「へえ」

 

店に戻るさき。「おいしおすか?」

女性「へえ」

さき「へえ、まあまあまあ、ごゆっくりと。ヘヘッ」今川焼を皿にのせてまた奥へ。「はい、え~、どっこい、どっこい、どっこいしょ」と階段を上る。

 

⚟さき「石山はん」

石山「あっ、はい」

さき「これ、おやつどす」

石山「あ…いつもどうもすいません」

さき「いいえ。勉強もええけど、夜明かしはあきまへんえ」

石山「はあ」

さき「ほな」

石山「どうも」

 

今川焼を一口かじって本を読む石山。しかし、この時代にもまだ甘い物が食べられたんだねえ。

 

塩崎家

美智「うちがそないええお寺はんにお嫁に行ける身ぃかどうか、お母ちゃんが一番よう知ってるやないの」

喜代枝「そうかてな、どこぞであんたを見初めて嫁にもろうてくれって聞かへんのやて」

美智「どこで会うたんやろ?」

喜代枝「お母ちゃんな、なんや、今まで考え違いしてたんやないやろかて、そんな気がしてしょうがないのやわ。広い世の中には、お父ちゃんのことは問題やない。要は本人しだいや。そう思うてくれはるお人がきっといる。なんや、そんなふうに思えてきてなあ」

美智「うちのことなら、なんにも心配せんでもええって。お嫁に行きたいなんて、これっぽっちも思うてへんのやから」

喜代枝「そうかて、やっぱし女子(おなご)はなあ」

 

⚟さき「こんばんは」

喜代枝「へえ」

 

さき「これ売れ残りでえらい悪いねんけど食べとおくれやす」皿に乗った今川焼

喜代枝「いやあ、すんまへん」

美智「おおきに」

喜代枝「いつももろうてばっかりや」

さき「いいえ。痛んだら悪いさかい、今晩中になあ」

 

喜代枝「今な、美智に話してたとこどす」

さき「いやあ、そうどっか。ハハッ。みっちゃん、ええ話やろ? わざわざ使いの人がうちへ来て頼みはったんやさかいに、おばちゃんの顔立てて。なあ?」

喜代枝「ええ。今度の日曜日にでも…なあ? 美智」

美智「はい」

 

お隣?のおばあちゃん、見たことあると思ったら…

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純ちゃんの応援歌」で、もものおばあちゃんのうめさんだ! あ~、すっきり。

 

そんでもって、ナレーションの渡辺富美子さんは、おしんの実家の隣人・おりきさん! おしんに奉公先を世話したり、ふじに手紙を読んだりしてくれたいい人。

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松原智恵子さん以外知らない俳優さんばっかりと思ってたけどそうでもないかも。

 

廊下を歩いてくる和尚さん。

よそ行きの和服を着ている喜代枝と美智。

喜代枝「あっ、来はったらしい」

 

瑞峯「いや、おまっとおさん」

喜代枝「お初にお目にかかります。塩崎と申します。これが娘の美智どす」

美智「美智と申します」

瑞峯「美智いうんか。ちょっと立ってみ」

顔を見合わせた喜代枝と美智。戸惑いながら立ちあがった。

 

瑞峯「うん。横むいてみ。うん、なるほど。えがれがうつつを抜かすのも無理はない。これはなかなかの器量よしやな」←おえ~っ! きもっ。

喜代枝「ええ」

瑞峯「お座り。で、せがれとは、どこで会うた?」

美智「知りません」

瑞峯「父親(てておや)はどうした?」

喜代枝「ええ…あっ、これの父親は北海道にいてます」

瑞峯「北海道? 北海道で何をしてる?」

喜代枝「へえ…北海道の炭鉱で働いてます」

瑞峯「うん、なんで夫婦別々に暮らしてるんや? 亭主は他に女でもいてるのか?」

喜代枝「いえ、そういうわけやおへんけど…」

瑞峯「まあ、ええやろう。父親が女狂いしようが何しようが、そんなことは、まあ、どうでもええ。しかしや、お前、男はおらんやろな?」

 

喜代枝「方丈様、美智は決してそんな子やあらしまへん」

瑞峯「うん、そうか。そんならよろし。え~、ところでせがれはな、わしが50になってから出来た子やから、えらいわがままでな、この寺継ぐのはイヤや言うて、わしを困らせよるんや。フフフフッ。しかし、お前を嫁にもろてくれたら、この寺を継いでもええと、まあ、そない言いだしよってな、うん」

喜代枝「方丈様。私どもは、こんな立派なお寺に娘をもろうてもらえるような、そんな身分の者やおへん。お目にかけてもろうただけでありがたいことやと思うてます。どうぞ、そのお話は二度となさいませんように。うちら、これで失礼いたしますよって。ほな、美智」

瑞峯「まあまあ、待ちなさい。人間はな、もとを正したら、みんな裸で生まれてきたことに変わりはないのや。要は縁があるか、ないかや。夫婦(めおと)になる、ならんも前世の因縁。そう考えたらええ。ただ、それだけのことや。あっ、ちょっと、こっちへ来なさい。こっちへな」

 

喜代枝「ほな、行こう」美智を促して別室へ。

 

瑞峯「信久。この娘に違いないな?」後ろ姿の若い和尚に話しかける。

信久「はい」

喜代枝「美智」

美智がお辞儀をして信久の顔を見ると、手紙を無理やり渡そうとした学生だった。

 

信久「この間は、どうも」

美智「あっ…」←明らかにおびえた顔。

 

寺を走って出る美智と喜代枝。

美智「びっくりした。まさか、あの学生はんとは思うてもみいひんかったわ」

喜代枝「そやけど、よさそうな坊(ぼん)やったやないの。ほんまに好きやったら、あとをつけることくらい誰かてするもんやで。それだけ好かれてんのやさかい、あんたかて、ちょっとはうれしい気がせえへんのんか?」←やめてー!

美智「うちは、ちっともうれしいことあらへん。もし、お父ちゃんが大津の刑務所に入ってること聞いたら口も利いてもらえへんえ」

喜代枝「そうやろか」

 

美智「ほな、お母ちゃん、ほんまにそう言うてきたらええやないの。うちの主人は詐欺、横領、恐喝、その他の廉(かど)で8年の懲役で大津の刑務所に入ってますって。うち、なんや京都に住んでんのがイヤんなったわ。なあ、どこでもええ。お母ちゃんと一緒にどこぞ遠いとこ行ってしまいたいくらいやわ」

優しくうなずく喜代枝。「ほな、行こう。なっ」

 

<翌日、母の喜代枝は区役所に保証人の小野木を訪ねた>

 

京都市

上京區役所

 

喜代枝「方丈様のお話、伺(うかご)うてるうちに洗いざらいお話ししてしまったほうがええんと違うやろうか。ひょっとしてそれでも美智をもろうてやる、そない言わはるかもしれん、そんなふうに思えて…」

小野木「まあ、かけなさい」

喜代枝「へえ。あ…小野木はんは美智の保証人になってもろうてますし、うっとこの事情を何もかも知ってはんのは小野木はんだけですよってに、ご相談せにゃいかん思いまして。あっ…このままでは美智が不憫ですさかい」

小野木「分かりました。なんとかこの縁談をまとめるよう力を尽くしてみましょう」

喜代枝「よろしゅうお願いします」

小野木「はあ」

 

小野木役の伊藤孝雄さんは最近見たドラマだと「ちょっといい姉妹」の一正の実父、悠子の元夫。

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赤い疑惑」にも名前があったけど、何の役だったか…。

 

瑞峯「うん。8年の刑で大津の刑務所へ入ってるというのか」

小野木「そのとおりです」

瑞峯「なんぞわけがあるやろとは思うてたが…いや、しかし、親は親、子は子。親の罪を娘が背負うこともないやろ」

小野木「ですが…まあ、あとになって不祥事が起きましては、こちらさんの名に傷がつきましょう」

瑞峯「うん…まあ、かけなさい」

 

小野木「私は役目柄、世間で受け入れられない、こういう日陰者たちの面倒を見ることを仰せつかっておりまして、数年前からこの親子の相談相手になってやっております。母親が私ん所へやってまいりまして、なんとか父親のことを隠して娘を嫁にやるわけにはいかないもんだろうかと、そういう不埒なこと申しますんで、方丈はんにありのままを聞いてもろうたほうがええと思いまして」

顔を曇らせる瑞峯。

小野木「それに…娘のほうも何かとようない評判のある娘でして…」

瑞峯「よし、分かった。この話、なかったことにしてもらおう」

小野木「はあ」ホントにかすかにだけど笑みを隠しきれてないような!?

 

塩崎家

小野木「まあ、はっきり言いまして住職は途端に血相を変えるとでも言ったらいいでしょうか。とにかく何もなかったことにするよう、私からよく話してほしい、そう繰り返すだけで、まあ、私が思うようには…」

喜代枝「小野木はん。とんだことをお願いして申し訳おへんどした。うちの考えが甘かったんどす」

小野木「いや、お母さんの気持ちはよう分かります。なあに、美智さんのことなら何も心配されなくていいでしょう。美智さん、あんたのお婿さんは、この私が必ず」

喜代枝「ほんまに小野木はんには何から何まで…」

小野木「いえ」

 

玄関を出た小野木。

喜代枝「えろうご迷惑をかけてすんまへんどした」

小野木「いえ、これからもなんでも相談してください。力になりますから」

喜代枝「へえ、おおきに」

 

戸が開く音がした。

喜代枝「あ…おかえりやす」

石山「あっ、ただいま」

 

石山が開けて入ってきたのが玄関で、小野木は玄関前の土間に出てきたってことかな。玄関は一緒で2世帯住宅みたいな感じ?

 

小野木「あの学生さんは?」←石山の存在にちょっと動揺している。

喜代枝「へえ。2階に下宿してはる帝大の学生はんどす」

小野木「いつから?」

喜代枝「へえ、ひと月ほど前から」

小野木「はあ…ほな」

喜代枝「はあ」

 

<美智は小野木に対して、どうしても好意を持つことができなかった。特別な理由があるわけではなく、いわば直感ともいうべき性質のものであった>

 

部屋に戻ってきた喜代枝。「美智。わざわざ来てくれはったんやさかい、ちゃんとお見送りせないかんやないの」

美智「お母ちゃん、なんであんなことを小野木はんに頼んだん? うち、お母ちゃんに頼んだ覚えあらへんえ」

喜代枝「そうかて、あんた…」

美智「今度からうちのことで小野木はんに頼むようなこと絶対にせんといてほしいわ」

喜代枝「なんで小野木はんに頼んだらいかんの?」

美智「うち…あの人、なんや気色悪うてしょうがないわ」

喜代枝「何言うてんの。そんな恩知らずのこと言うたらバチが当たるえ。あんたが就職できたんも、みんな小野木はんのおかげやないの。二度とそんなこと言うたらいかんえ」

 

<そして、父の利周が建国記念祝典の恩赦によって刑期を1年繰り上げられ、出所することが決まったのは、それから間もなくのことである>

 

新聞の見出し

建國こゝに二千六百年

 佳節を祝す曠古の…

  神宮、神社では大…

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恩赦の大詔渙發…

  皇恩、刑餘の身に…

dictionary.goo.ne.jp

”恩赦”の字のアップ。(つづく)

 

フォーマットは「岸壁の母」と同じでエンディングに歌詞付きの歌が流れる。ド演歌って感じだなあ。

 

主題歌

「愛の花」

作詞: 千家和也

作編曲:土田啓四郎

歌:  島倉千代子

    コロムビアレコード

  

これが最後のドラマ化らしいけど、60年代に3回、他に映画化もされている作品。ただ、映画版のあらすじ読んでもなぜこんなに何度も映像化された?と不思議に思う。昭和の日本人って悲恋みたいなほうが好きなのかな? 先日観た川端康成原作「母の初恋」の映画の他に1950~90年代にかけて7回もドラマ化されてたと知り、驚く。

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1話を見た後、もう一度映画版のあらすじを読み返したら、1961/昭和36年製作のせいかこっちのほうが原作準拠なのか時代設定が微妙に違ってた。こっちの映画だと美智は昭和6年に21歳で、小野木は女学校の先生。この映画の石山さんは児玉清さんなんだ、へー。市原悦子さんも出てるじゃないか。

 

気持ち悪い登場人物も多いけど見る!