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【ネタバレ】赤い運命▼第23回『母ふたり、父ふたり』

TBS 1976年9月24日 

 

あらすじ

大竹(前田吟)が重傷との知らせに駆けつけた直子(山口百恵)は、大竹と由美子(岸田今日子)に自分に母はいないと思って生きると告げた。一方、直子をある女性が訪ね…。

赤い運命

赤い運命

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2024.7.18 BS-TBS録画。

peachredrum.hateblo.jp

脚本:佐々木守

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吉野信人:宇津井健

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島崎直子(吉野いづみ/若杉京子):山口百恵

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大竹由美子(吉野世津子):岸田今日子

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吉野いづみ(島崎直子/青山圭子):秋野暢子

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大竹修三:前田吟

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吉野俊介:南條豊

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河野総一郎:佐々木孝丸

川村洋介:植村謙二郎

吉本加代:青木和子

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島崎栄次:三国連太郎

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ナレーター:若山弦蔵

 

今回も短縮バージョン。

 

工事現場で瀕死の重傷を負った大竹。病室で目を覚まし、由美子を呼ぶ。大竹の手を握る由美子を見ていた信人は、そっと病室を出て自宅へ。

 

いづみは由美子のもとに駆けつけようとしたが、信人が止めた。

 

直子の働く喫茶店に俊介が来て、大竹が事故に遭ったことを知らせて去って行った。

 

病室

大竹は俺が死んだら、ハルヒコたちは名古屋のおじいちゃんおばあちゃんに預けて自由にしてほしいと由美子に語りかけた。

 

吉野家

俊介は信人に直子に知らせたことを報告。

 

病室を訪ねてきた直子に優しく語りかける大竹。まあ、大竹夫妻は昔から白百合園の子供たちのことは知ってるんだもんね。直子は大竹のおばさまはハルヒコちゃんとヒロミちゃん2人だけのお母さんで私のお母さんはいない、幸せにしてあげてくださいねと言って病室から出た。信人が来ていて直子を抱きしめた。

 

おめーだけ父親面するなよ!ってつい思っちゃう。直子が由美子をお母さんと呼べないのは信人の洗脳のせい。

 

農作業している男をじーっと見つめる島崎。まだ青々とした田んぼでいつ撮影したんだろ? 

 

直子の働く喫茶店には「あんた、島崎直子だね?」と訪ねてきた女性が来た。偶然、店に入ってきた島崎の顔を見た女性は名乗らずに店を出て行った。島崎は「加代!」と叫び、女性を追いかけ、怒鳴りつけていた。様子を見にきた直子には「何でもねえ」とごまかす。

 

青木和子という名前だけを見たとき、別の女優さんだとずっと思っていて、あれ? こういう感じの人?とびっくりした。で、調べて分かりました。私が思ってたのは、青木和代さんだ。あのハスキーボイスの女優さんだとずっと思ってました。

 

極東政経研究所に入っていく信人は男たちに止められたが、「その人はいいんだ」と河野が言い、解放された。島崎から狙われていると知り、警備を強化している模様。信人から渡されたメモに書かれた男性のうち、向坂一郎、上野邦雄、市河辰雄は既に死亡。川村は埼玉で農業をやっている。

 

すぐ川村を訪ねた信人。

 

川村洋介役の上村謙二郎さんは、このドラマの3年後の1979年に65歳で亡くなっているので、あまり見たことがないんだろうな。

 

仕事終わりの直子を待ち伏せていた俊介は直子の手を引っ張り、島崎も父さんのいない遠くへ行こうと抱きしめる。私を愛してるならそっとしておいてほしいという直子。

 

ん〜、若い恋人よりお父さんをとるおっさんドリームな脚本だよね〜。いくらお父さんが宇津井健さんでも、そんなことあるかよ。

 

2人の前に島崎が近づいてきたが、直子がなだめて一緒にアパートに帰った。

 

信人に知らされた川村はいつ死んでもいいようなことを言うが、島崎がこれ以上罪を重ねないためにも命を大事にしてほしいと頼んだ。

 

アパート

すき焼きを作っている直子に俊介への気持ちを確かめる島崎。いつまでも縛っておくわけにはいかない、行くところへ行けなくなってしまうと意味深なことを言う。

 

2005年に「赤い運命」がリメイクされたときに島崎を演じたのが船越英一郎さん。ちょいちょい間のCMに出てくる。リメイク作は全く記憶になし。人生で一番テレビを見てない時期だったからな〜。

 

吉野家

直子への気持ちを抑えられない俊介。信人が勝手だよ〜!

 

アパート

島崎がどこかへ出かけようとしていたのを阻止した直子は信人に連絡を入れ、信人はすぐに河野に電話をした。

 

埼玉

刀を持った島崎が川村の前に現れた。命だけは助けてくれと必死に命乞いする姿に「お父さん信じてる」と言う直子の顔が浮かぶ。信人が現れ、島崎を止めた。

 

川村が唾を吐いたあとの表情! 命乞いは芝居だったんだろうなあ〜! やっぱりこいつ悪い奴だったんだと思えて、こういう感じ好きだー!

 

大竹死亡の知らせが俊介から直子へ。喫茶店に来ていた信人も知ることになる。

 

病院

霊安室前の廊下

由美子は直子のことを信人に頼み、直子にいづみと呼びかけた。駆けつけたいづみにお父さんを信じて幸せになってちょうだいと言う由美子。島崎は直子を連れ帰った。直子が働いてるのはフルーツパーラーなのか。島崎の姿にビクッとなるいづみ。

 

真っ暗なアパートに帰ってきた島崎と直子。島崎は、おめえだけは幸せになってくれと泣く。

 

吉野家

いづみにお母さんのことは忘れてくれと説得する信人にいづみは抱きついて泣く。

 

河野に会いに行った信人。川村が襲われたことを報告すると、戦前から幾度も乗り越えていると平気そう。

 

再び直子に会いにきた加代は母親と名乗り、島崎と一緒にいると知り、助けようとしていた。お母さんと呼んでくれとしつこく迫るが何とか逃げた。いづみの実母であると分かり、混乱する直子。

 

いづみが突然、信人に直子と俊介の交際を許してほしいと言いだす。

 

吉野家

信人の前に加代が現れた。今は店を一軒持っていて、直子を引き取りたいと考えているが、どうも違和感がある。白百合園で吉野家でも同じ歳の娘を引き取ったと聞いて訪ねてきたと言う。

 

信人「実はですねえ…」と言ったとこでつづく!

 

信人の信念に振り回される人々。直子と2人で島崎を立ち直らせるとか何言ってんだ! 島崎の行く末が気になる。