徒然好きなもの

ドラマの感想など

【ネタバレ】ミセス・ダウト

1993年 アメリ

 

あらすじ

売れない声優のダニエルは、ある日仕事をクビになり、子どもと遊ぶしか能のない夫にうんざりしていた妻にも離婚される。週1度しか子どもたちに会えなくなった彼は、子どもたちに会いたい一心で、初老のイギリス夫人に扮し、家政婦として元妻の家で雇われることにする。

2023.3.4 ムービープラス録画。吹替の映画を観るのも好きなのですが、ムービープラスは吹替映画に字幕がついてないので字幕版を選んでしまいます。

 

アニメの吹き替えをしているダニエル。あ〜、こりゃ吹替版も見たかったな。アニメのインコがタバコを吸い、ダニエルが脚本にはないタバコを否定するようなセリフを言い、収録が止められた。タバコを吸わせるなんて教育上問題だ、マンガを見る子供にタバコを推奨するのと同じだとダニエルは言うが、スタジオにいるスタッフはみんなタバコを吸っていて、スタジオを追い出された。90年代だとまだタバコにあれこれ言う人なんて変わり者扱いだったか。

 

子供たちを迎えに行ったダニエルは長男クリスの誕生日に移動小動物園を呼んだ。ポニー、羊、ヤギ、ロバ、ウサギ、アヒルなど。家の前に動物たちを放されたおばあさんはウサギをホウキで動かそうとする。家の前にはパトカーが来て、仕事から呼び出されたダニエルの妻・ミランダは警官から住宅街に家畜を連れ込むなと注意された。

 

家に帰ると動物たちや子供たちがドンチャン騒ぎをしていた。さっきのおばあさんは隣の家の人なのね。家の中はめちゃくちゃで派手な夫婦喧嘩になり、ミランダは離婚を切り出した。ダニエルは子煩悩かもしれないけど、ミランダが離婚したくなるのもわかる。子供の前で物分かりのいい父親で片付けも怒るのもいつだってミランダだったんじゃないのかな。

 

裁判所

ダニエルは3ヶ月後までに定職を見つけたら共同養育の可能性を考慮すると言われ、子供たちに惜しまれながら家を後にした。

 

ダニエルは職を探すことになり、子供たちと離れたくないから何でもしますと言い、テレビスタジオでフィルムを発送する職を得た。

 

インテリアデザイナーミランダは依頼人であり、昔の恋人・スチュアートと再会。

 

ダニエルの家で夕食を取る子供たち。ミランダが迎えに来てクラクションを鳴らし、帰ろうとする子供達にまだパパといる時間だろう!と怒鳴りつけた。うーん、自分勝手だね。家まで迎えに来たミランダは週給300ドルで家政婦を雇おうと思っていると明かす。子供達の世話は自分がやるというダニエルだったが断られた。

 

ダニエルは声優であることを生かして、様々な声音を使ってミランダに電話をかけ、イギリス人風婦人を演じ、たまたま見た新聞記事からミセス・ダウトファイアーと名乗った。

 

ダニエルは兄でメイキャップアーティストのフランクに様々なメイクをしてもらう。フランクはオネエ口調というのか、今はできないキャラクターという気がする。フランクは母親そっくりに仕上げた。

 

ミランダと約束した日、ダニエルはミセス・ダウトファイアーとして訪ねる。老婦人風だけど、流石にガタイがよすぎる。

peachredrum.hateblo.jp

ダスティン・ホフマンは小柄のせいかそこまで違和感なかった。

 

ミランダはダウトファイアーと話をし、夫の話になるとダニエルは扱いにくい夫だけど最高の父親だと言い、ダウトファイアーに家に来てほしいと頼む。

 

家に帰ると生活環境をチェックする家庭訪問員のミセス・セルナーが来ていた。ダウトファイアーはダニエルの姉と名乗り、家に行って慌てて特殊メイクを外した。今度はダウトファイアーと話がしたいと言われ、再び女装をするが、向かいの部屋のぽっちゃりアジア系の男の子たちに見られ、慌てて窓を閉めようとして特殊メイクを道路に落としてしまった。その場はクリームを塗りたくってパックのふりでごまかす。

 

再びフランクから特殊メイクの顔を受け取ってダウトファイアーとして子供たちの家に行く。テレビを見ていた子供たちにテレビを消し、宿題をするように言い、宿題を嫌がると掃除をさせた。掃除が嫌になった子供たちは2階に行き、宿題をしに行った。

 

子供たちがいない間に食事を作るが、胸に火がついてしまったり、鍋を吹きこぼしてしまい、失敗ばかり。結局、デリバリーサービスで4人分のディナーを注文した。一番反抗的だった長女のリディアが帰りにダウトファイアーにお詫びとお礼を言った。

 

クリスとサッカーをしたり、子供達と自転車に乗ったり、掃除をしたり、料理の勉強をしたり、次女のナタリーに読み聞かせをしたり…。

 

ある夜、ミランダがスチュアートに送られて帰ってきて、別れ際、キスしているところを見てしまう。

 

後日、珍しく帰りの早いミランダはスチュアートを子供たちに紹介していて、ダウトファイアーとスチュアートも初対面の挨拶をした。ダウトファイアーはミランダにスチュアートは下心見え見えだとこき下ろす。

 

クリスは立ってトイレをしていたダウトファイアーを見てしまい、リディアに報告し、警察に通報しようと言い出す。観念したダニエルは正体を明かす。バレたら刑務所での面会になると3人の秘密とした。

 

フィルムを発送する仕事をしていたダニエルは退屈な子供向け恐竜番組の撮影現場を目撃し、ジョナサン・ランディ社長に社長とは知らずにミュージカル調にしたらいいとアドバイスしてしまう。

 

ミランダはダウトファイアーを頼ってプライベートな話もするようになり、ダニエルも知らないミランダの本音を聞けた。まじめな話が嫌いなダニエルと話し合いができなかったと話すミランダ。

 

家族でプールに行き、スチュアートが飛び込み台から華麗に飛び込むのを目撃。ダウトファイアーは水着になることはできないので、スチュアートたちを見守るしかなかった。

 

ダニエルとしてスタジオで仕事中、恐竜番組のセットで一人歌っていると社長に見られて、金曜の7時、ブリッジズというレストランで食事の約束をした。

 

ダニエルの部屋で食事をしていた子供たちは料理が上手くなったと褒め、迎えに来たミランダも部屋が片付いているのに驚く。ダニエルはダウトファイアーをクビにして自分が面倒を見るというが、ミランダは断る。

 

ダウトファイアーとして仕事している時、ミランダの誕生日に家族全員スチュアートに招かれて食事をすることになった。金曜7時、ブリッジズ。どうしても来てほしいと言われ断れなくなってしまい、ダウトファイアーのまま店へ。社長には店の電話から遅れると連絡して、しばらくスチュアートたちと同じテーブルにいて、トイレで着替えてダニエルとして社長の席へ。こういうドタバタ、昔は面白く見てたけどハラハラの方が勝ってしまう。

 

何度も席を変えて着替えているうちに社長の前にダウトファイアーの姿で席に着いてしまい、ダニエルは開き直り、女装姿でプレゼンを始めた。

 

しかし、スチュアートが喉にエビを詰まらせてしまい、ダウトファイアーがバックドロップ?で吐き出させるが、特殊メイクがはがれてしまいバレた。当然、ミランダは怒って子供たちを連れ帰った。

 

裁判所で釈明するダニエル。裁判長は常識ある人間としてダニエルの行動はあまりに異例で精神鑑定の必要があるとした。

 

その後、新しい家政婦の面接をするがうまくいかない。テレビで聞き覚えのある声が聞こえ、ミランダと子供たちが見に行くと、ダウトファイアーが猿のぬいぐるみ相手に恐竜番組をやっていた。微笑ましく見ている子供たち。

 

ミランダは撮影スタジオまで見に行き、ダニエルと話をした。面会は監視付き、君は僕から子供達を奪ったとミランダを責めるダニエル。ミランダは子供たちにはダウトファイアーが必要だと言う。

 

ミランダは監視員はいらないという手続きをし、ダニエルを呼んで午後はダニエルに面倒を見てもらうと子供たちに告げた。

 

テレビではダウトファイアーが両親が離婚した子供の手紙に対し、離れて暮らした方がいい場合もある、いろんな家族の形があるとアドバイスしていた。

 

ミランダの家に入ることなく、子供たちと車で出かけて行ったダニエル。(終)

 

結婚もしてない私が言うのもなんだが、いくら子煩悩でもダニエルみたいな夫ヤダ。子供の頃に見たらサイコーに楽しめたような気もするけど、今見るとダニエルの性格がどうにも受け付けない。

 


www.youtube.com