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ドラマの感想など

【ネタバレ】尼僧物語

1959年 アメリ

 

あらすじ

オードリー・ヘプバーン主演。若くして修道院に入りアフリカ・コンゴでの医療活動に従事する女性の苦悩と葛藤を描くヒューマンドラマ。ベルギーの医師の娘ガブリエルは、尼僧となるために修道院に入ることを決意する。厳しい修行を乗り越え、やがて念願のコンゴでの医療活動に励むが、次第に医療の使命と宗教戒律との矛盾に苦しんでいく…。監督は「真昼の決闘」「地上より永遠に」などを手がけた名匠フレッド・ジンネマン

2023.1.20 BSプレミアム録画。いつも金曜日は西部劇なのに珍しい。

 

ジーンに返して」というメモのそばに外した指輪を置いて部屋を出たガブリエル。家族に見送られ、修道院へ。修道院の中には、ガブリエルと同じような若い女性と家族がいた。ガブリエルの父は医師で、ガブリエルは看護師をしていた。

 

家族と別れ、服も着替える。

ロバートみたいな見習い修道女の服装に着替える。細かいルールを教わりながら修行の日々。土下寝みたいな格好するんだね。

 

志願生は鐘の音とともに生活をする。厳しい生活にガブリエルはそっと顔を覆う。

 

修練者になる前に思い出のある物を捨てるように言われたガブリエルは、いつもメモを書くのに使う金色のペンに視線を落とした。

 

花嫁衣装のような白い服、花のついたベールをまとい、宣誓式が行われる。その後、ベールを外され、髪を短く切られ、シスターの服に着替えた。ガブリエル・バンダマンはシスター・ルークになり、いつも行っている病院の患者から拍手と花束をもらい、涙を浮かべた。

 

礼拝堂で一人一人前へ出て、罪を告白して土下寝。スープをこぼしたとかおしゃべりしたとか窓ガラスに姿を写したとかそんなこと。

 

シスター・ルークと共に修行していたシスターは沈黙の掟を破って話しかけて来て迷いを捨てることができなかったと辞めていった。

 

以前からコンゴでの医療活動を希望していたシスター・ルークはアントワープの熱帯病研究所で医学の勉強をしていた。シスター・ポーリンと打ち解けられないと悩みを明かすガブリエルだが、シスター・ポーリンからも同じようなことを言われたというシスター・マルガリータ

 

シスター・ルークは試験には80人中4番目の好成績で合格したものの、元々コンゴにいたシスター・ポーリンと打ち解けられないから?ブリュッセルの精神病院に派遣された。この辺のやりとりがよく分からないな〜。先輩格のシスター・ポーリンに対する尊敬の態度が足りない?

 

ガブリエルの父がコンゴに派遣されなかったことを怒っている手紙をよこした。

 

ある日、患者が水を飲みたいというので扉を開けると、掴み掛かられ、鞭を取り上げられた。何とか部屋から出て別の看護師に助けを求めたが、顔に引っ掻き傷を負い、自分一人でできると思っていた、すぐに助けを呼ぶべきだった、思い上がりだと自分を責めた。

 

先輩シスターは自責が過ぎると病気になると慰めてくれ、シスター・マルガリータのように謙譲を示すために落第しろというというアドバイスも間違いだと言ってくれた。シスター・ルークは、シスター・マルガリータにわざと落第しろと言われてたけど、しなかったからコンゴに行けなかったのね。シスターの人間関係?も難しい。

 

しかし、その後、シスター・ルークも希望通りコンゴに派遣された。シスター・ルークがというより、父の希望のような気もするな。コンゴでは患者たちにママ・ルークと呼ばれることになった。

 

病院や近くの学校を見学する。しかし、一通り見学が終わると、シスター・ルークの派遣先が現地人の病院ではなく、別棟の白人の病院の看護師の監督と外科医の助手であることを知らされ、あからさまにがっかりする。

 

最初の手術は外科医のフォーチュナティの助手をふらつきながらも務める。シスター・ルークの父親のことは、みんな知ってるのね。病院の改善案を司教に提案し、先輩シスターから修道女は控えめでいないととたしなめられた。

 

神父様が切断しなければならないほどの怪我をした。シスター・ルークの的確な判断とフォーチュナティ医師の腕もあり、手術は成功。

 

先輩シスターにはフォーチュナティ医師も男なのであまり話をするなと言われているものの、フォーチュナティ医師が構わず話しかけてくる。

 

フォーチュナティ医師から聞いたハンセン病の村に行ったシスター・ルーク。この村にいる神父の検査をするように言われたが、時間の問題だという。

 

顕微鏡を覗いたり、真夜中まで調べ物をするシスター・ルークは、自分が結核だと気付いた。フォーチュナティ医師に肌をさらして検査を受け、初期の結核だという診断を受けた。先輩シスターへ報告しなければならないが、結核だと送還されてしまう。シスター・ルークの腕を買っているフォーチュナティは報告は自分がするという。

 

森の中の小さな小屋で過ごすことになったシスター・ルーク。同僚シスターやフォーチュナティが見舞いに来てくれている。静養が大事だとベッド下に隠していた顕微鏡も取り上げられた。

 

数ヶ月の静養後、1週間、平熱が続き、結核は完治した。

 

現地の男が白人の病院に現れてシスター・オレリーを棒で殴った。まじない師に白人を殺して悪霊を追い払えと言われたせいだった。シスター・オレリーは亡くなった。

 

ガブリエルはベルギーに戻されることになり、たくさんの人に見送られ、コンゴを後にした。

 

父と再会したガブリエルが弟や妹の夫たちも戦争に行ったことを知らされた。修道女になる前に別れたジーンもまだ独身だという。

 

戦争のため、コンゴには戻せないと先輩シスターに言われた。看護師として働くが、戦争は日々激しくなり、ベルギーは降伏した。

 

後輩シスターのリズから脱走兵をかくまっていると言われ、協力を約束するガブリエル。リズから手紙を預かり読むと、弟のピエールから父が避難所で手当中に機銃掃射で殺されたという内容だった。感情を捨てきれず、修道院を去る決心をし、懺悔をした。

 

サインをし、持参金を返された。最初のシーンと同じように指輪を外し、机の上に置き、普通の服に着替えて街へ出て行った。(終)

 

シスター・ルークは、その後どうしたのだろう? 修道女にならないで看護師だけではコンゴには行けなかったんだろうか?

 


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