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【ネタバレ】喜劇 大安旅行

1968年 日本

 

あらすじ

和歌山紀勢本線などを舞台に、新婚客に対抗し恋に燃える車掌の奮闘を描く。喜劇の名手・瀬川昌治監督が、多彩かつ芸達者な面々の新たな魅力も引き出して好評を博し、日本各地の鉄道沿線をめぐる、喜劇「旅行」シリーズとして連作された。新婚カップルでにぎわう大阪天王寺から南紀方面行き列車の車掌・大作(フランキー堺)は、観光船ガイドの晴子(倍賞千恵子)の好意をよそに、新宮駅前の寿司屋の娘・雪子(新珠三千代)にアタックを続けていたが、父の甚吉(伴淳三郎)も雪子に想いを寄せていた。

喜劇・大安旅行 [VHS]

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  • 松竹ホームビデオ
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2022.12.5 日本映画専門チャンネル録画。

 

大阪天王寺駅は新婚旅行に出かけるカップルでいっぱい。主人公は車掌の並木大作。ベタベタイチャイチャのカップルだらけの席に気温上昇、大作は鼻血を出していた。

 

駅へ到着。フランキー堺さん、乗客の左とん平さん、財津一郎さん、みんな若い。フランキー堺さんはあんまり印象変わらないけど、財津一郎さんは、キビシーなどギャグと声で分かったくらい見た目は分からなかった。

 

父親の甚吉(伴淳三郎)も鉄道員。大作は周囲から結婚結婚言われている。

 

大作は新宮駅前の弁当屋「丸新」でめばり寿司を買う。弁当屋の娘・お雪は新珠三千代さん。母・うめは笠置シヅ子さん。丸新は新しい店舗を探していた。

 

紀伊勝浦駅で待ち合わせした大作は、お雪と店舗探しがてらデートする気満々だったが、うめもついてきた。大作が観光船に乗りに行くと、ガイドの晴子(倍賞千恵子)からツンケンした態度を取られた。

 

夜。温泉街のストリップを見に行った大作。「恋の季節」に合わせて服を脱ぐ。あ、フツーに脱ぐのね。お雪目当てのくせになぜこういう場に行く???

 

家に帰って一人でストリップの真似事をしていた大作は晴子に見られた。どういう関係?

 

C5889が大写しになる。

 

また丸新に行った大作。お雪は養子で母の気に入った人としか結婚できないと知り、甚吉の後添いにうめはどうかと話をしに行く。甚吉も来店。大作がいるとは知らずにお雪ちゃん、お雪ちゃんと甘えた声で話しかけていた。

 

大作は車掌だけど、甚吉は機関士というのかな、ススだらけになって働いている。家で親子揃うのも月に一度程度。大作は甚吉の後添いは“めばり寿司”と話す。お雪と思った甚吉は張り切り出すが、母親の方だというと、あの垂れ目ばばあとがっかりする。お父さんもジジイだろと大作もツッコむ。

 

酔っ払った甚吉は双子トンネルを抜ける苦労を語り、大作は今にも寝そうな甚吉の世話を焼く。甚吉は大作の妻に晴子を勧める。晴坊と呼んだりしてるから幼なじみなのかなあ。

 

大作は庭の小さな黒板に父へのメッセージを残して出かけた。面白い家だね。

 

新宮駅でめばり寿司を買った大作は、うめも再婚に乗り気だとお雪に聞く。

 

20年ぶりに列車に乗るというおじいさんを乗せた。終戦直後に乗ったきりで紀伊田辺駅まで行く。一等車に乗ったり勝手ばかり。このおじいさんが左卜全さんかな?

 

地方から出てきた女の子がポン引きの男たちにしつこくされているのを助けた大作は列車に乗り遅れて欠乗してしまった。上司にも甚吉にも理由を言わない。甚吉にぶん殴られる大作。しかし、ポン引きから助けられた女性がお礼を言いにきて情状酌量してもらえた。ポン引きの一人が佐藤蛾次郎さんか〜。見たことある顔と思った。

 

晴子は大作をデートに誘う。大作の月給4万8,700円と甚吉から聞き出し、これなら生活していけると算段する。大作にあまり気持ちはないがグイグイ迫る美女。おっさんドリーム!

 

丸新に行った甚吉はお雪に結婚してくれる?と迫る。しかし、お雪は母のうめに言ったものと勘違いし、話が進む。甚吉53、うめ48。勘違いしたまま結婚が決まる。なんじゃそら。仲人は新宮駅長夫婦。大作は、お雪との結婚式を夢見る。

 

新婚旅行に出かけた甚吉とうめ。ばばあ言うんじゃねーよ!

 

大作は別府までの周遊券をプレゼントしようとするが、甚吉もうめも現金にしなさいと受け取らないので、お雪を別府に誘う。京都発宮崎行きのことぶき号に乗ると甚吉たちと再会。甚吉たちは元々切符を買っていたと言う。

 

夜、寝台車の甚吉は大いびき。大作も寝台車の2階で眠ろうとするが、下のお雪が気になる。眠っているうちにお雪に迫られる夢を見て落下する大作。

 

翌朝、大作は親同士が夫婦になったら子同士も夫婦になったらどうかとお雪に言うと、大作のことはお兄さんと思ってたとお兄ちゃんを連発。

 

通常勤務に戻った大作。晴子が列車の売り子になって驚く。今日もまた新婚夫婦にあてられて鼻血を出した大作に晴子がおしぼりを手渡す。(終)

 

男はつらいよ」以前に倍賞千恵子さんと佐藤蛾次郎さんが共演していた。牧伸二さんも出てたらしいが分からなかった。新婚の一人かな?

 

フランキー堺さんと伴淳三郎さんは「南の島に雪が降る」でも共演してたな。志村けんさんはもっと長生きして伴淳三郎さんみたいな渋い芝居をしてほしかった…って、当時の伴淳さん実年齢は60歳だった。