2000年 アメリカ
あらすじ
カリフォルニア州モハベ砂漠の小さな町。離婚歴2回、3人の子持ちのエリンは、弁護士エドの事務所で強引にアシスタントとして働き始めた。書類の整理中に見つけたファイルから、大企業の工場が有害物質を垂れ流しにしている事実を突き止めた彼女は、病に苦しむ住民たちのために訴訟を決意する。
2022.2.18 ムービープラス録画。ムービープラスは吹替版は字幕がついてないことを何本も録画して気付く。
この映画は実話である。
エリンは求職中。交通事故に遭い、弁護士事務所に行く。この弁護士、見たことあるような…。
エド・マスリー弁護士は「オリエント急行殺人事件」のポアロ!? その人とも思ってなかった。誰かこういうおじさんいた気がしたんだよ。
絶対勝てると臨んだ裁判だったが、エリンが暴言を吐いてしまい、心証を悪くした。離婚歴2回、子供が3人、無職、文無し。頼んでいたシッターも娘の家に引っ越すからもう面倒は見られないと言われてしまう。
その後も職探しはうまくいかず、エド弁護士のマスリー事務所に押しかけ、働き始める。「おしん」も実際見るとこれくらいグイグイ強気な女性なんだけどな〜。いつまでも耐える女性と誤解されてるよね。
エリンは事務所でも相変わらず派手な格好で出勤し、同僚の女性たちから避けられていたが、好きな格好はやめないとエドに言う。
ある日、帰ると子供たちがいない。最近引っ越してきた隣家のジョージの家にいた。長髪に髭のハーレー乗りの無職。働きたいときだけ働く性分で子供を預かってもいいと言う。
書類整理をしていて疑問を感じたエリンはPG&E社から家を買い取りたいと言われている女性宅を訪ねた。その女性の家族の健康診断のお金を出してくれるというPG&E社にますます疑問。クロムを扱っていると聞いたエリンは大学に行き、クロムについて尋ねる。錆止めに使う六価クロムではないかと聞き、水質管理局で調べる。
しかし、無断で1週間欠勤したとされ、クビになった。
家に帰ると、ジョージが家で水道を修理をしていたが、床には大きなGが這いずり回り、キレた。そうだ、この映画、この虫が嫌いな人は見れないな。
ブチギレながらもジョージと…ん〜、結局、こういう女性なのかな〜。
家にいたエリンにエドが訪ねてきた。エリンが六価クロムのことを調べていたことが分かり、もう一度調べるようにいう。
再び水質管理局に行ったエリンは水質検査のコピーを取りまくる。弁護士事務所はPG&E社のお客様センターにコピーをFAXした。
すぐにPG&E社側の弁護士が25万ドルで家の買取りすると和解を申し込んできたが、エドは断った。
その後も最初に話を聞いた女性の向かいの家に住んでいた夫婦がエリンを訪ねてきた。その夫婦はPG&E社に家を売り、引っ越していたが、以前飼っていた鶏が生まれつき病気だったり、妻が5回も流産していた。
住民説明会でエドは訴えることはせず、家の買取料を釣り上げるという。成功した時は報酬の40%がエドのものだが、失敗したら経費も1セントも受け取らないという。
エリンは周囲の住人からも話を聞き、公害訴訟を起こそうというが、エドは大企業を訴えるのは大変だと言う。子供たちがどうなるか分からないぞという脅迫電話までかかってきた。
カリフォルニア州ヒンクリーの住人の訴えを判事は聞き入れた。PG&E社はパシフィックガス電力会社というのか。PG&E社は200万ドルの和解金を提示したが、原告は400人にもなっていたので却下。出された水がヒンクリーの井戸水だというとPG&E社側の人は飲むのをためらい、飲まなかった。
ジョージのは子守りに限界。今の給料なら保育所にでも入れられるのにとジョージは言い、出て行った。ま、そうだよね〜。あなたはここにいてじゃないよ。
事務所に戻ったエリンはエドと新たに手を組むパートナー・ポッター弁護士を紹介された。ポッター弁護士の声は森田順平さんだ。今回は吹替版見てよかった。現金だな〜。
ポッター弁護士は調停での決着を提案するが、エリンはあくまで裁判にこだわっていた。ポッターたちの態度は住人に受け入れられず、決裂。
しかし、訴訟は10年15年かかるとエドが訴え、なんとか住人の理解を得た。
バーでチャールズという男が声をかけてきた。工場で書類を破棄したという。
634名の同意書を集めたエリンはその署名をポッター弁護士のところまで持って行った。お色気作戦で集めたという。和解金の総額は3億33,000ドル。その内、最初に話を聞いた女性の家は500万ドル。
マスリー弁護士事務所は新しい事務所に引っ越し。エリンは新しいデスクが与えられ、エドからボーナスが出た。小切手の額は200万ドル。エリンが希望していたのは5,000ドル。
エリンはエドと訴訟を7つ抱えている。(終)
エンディングのこの歌知ってる!
オープニングやエンディングの文字だけの部分も吹き替えしてるのね。多分、この声も森田順平さん。いい声♪