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— シネマサテライト (@CinemaSatellite) October 8, 2021
『８０日間世界一周』
11/11（木）13:00～15:55
アカデミー作品賞など５部門を受賞、ジュール・ベルヌの小説をもとに、１９世紀半ば、８０日間世界一周の旅に出た男の大冒険を壮大なスケールで描くスペクタクル巨編。https://t.co/cisc2NvDFD pic.twitter.com/FqT6sayVMI
1956年 アメリカ
あらすじ
１８７２年のロンドン。まだ飛行機もない時代に、８０日間で世界一周できるかをめぐって仲間と賭けをするはめになった英国紳士フォッグの大冒険を描く、フランスの作家ジュール・ベルヌの傑作小説を映画化した超大作。アカデミー作品賞など５部門を受賞、マレーネ・ディートリッヒ、フランク・シナトラ、バスター・キートンといった豪華スターのゲスト出演や世界各国の壮大なロケーションが話題となり、テーマ曲も大ヒットした。
![八十日間世界一周 （創元推理文庫） [ ジュール・ヴェルヌ ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/7038/9784488517038.jpg?_ex=128x128 "八十日間世界一周 （創元推理文庫） [ ジュール・ヴェルヌ ]")
2021.11.11 BSプレミアム録画。3時間弱の長い作品。
冒頭はキャスター風の男の人が原作の紹介をしたり、古い白黒映画が流れたり。
↑これこれ。原作者が同じなんだね。映画は見たことないけど、この月の顔が怖くて印象的。
1872年 イギリス
大きな前輪の自転車に乗った男が職業案内所へ。ずらりと並んだ椅子には男たちが座っていた。フォッグという紳士に仕えるフォスターという男が職員に主人の愚痴をこぼしていた。目の前の会話を聞いている自転車に乗っていたパスパルトゥが面接を願い出た。
トランプをしている紳士たちが80日で世界一周ができる時代だと話していた。フォッグは2万ポンドを賭けて、世界旅行を達成すると仲間に言った。
自宅に帰って来たフォッグはパスパルトゥに荷造りをさせ、パスパルトゥに大きな赤いバッグを持たせて出発。旅行会社？ 切符を買うように言われたパスパルトゥは社員からルートを説明される。列車でマルセーユ、船でボンベイ、インドを列車で横断し、船で香港へ。バリ島には寄らない。横浜には芸者がいる。アメリカには先住民の娘たちが大勢いる。
しかし、雪崩で線路が封鎖されていると聞いたフォッグはそのルートを否定。気球を買い取ると言った。
人々が大勢集まる中、フォッグとパスパルトゥは気球に乗って出発。砂袋で重量を調節しながら上昇し、アルプス山脈の間もすり抜ける。パスパルトゥは山頂の雪を取ってワインを冷やすのに使った。
スペインに降り立ったフォッグたち。マルセーユまでは遠いが、快速艇なら10時間で行ける。タンジールの豪族アクメッドが持っていて、夜、“7つの風”という酒場にいるという情報を得て、酒場に行き、フラメンコ鑑賞。
そのうち、アクメッドが現れた。踊り子と踊り出すパスパルトゥ。アクメッドの席の赤いテーブルクロスを引き、踊り子を牛に見立ててテーブルクロスをさばく。そのケープさばきを気に入ったアクメッドは船は無料で差し上げるから、翌日の闘牛にパスパルトゥが参加するように言う。
闘牛場。闘牛士が華麗なケープさばきを披露。次はパスパルトゥ。ケープの色はピンクと黄色。本当にやってる！ 危なそうな時は他の闘牛士が近付いてくる。途中から赤いケープになる。牛の体に刀を突き刺すやつじゃなくてよかったあ。無事終わり、アクメッドから今から10時間でマルセーユに行けるよと握手を求められたフォッグ。
ロイド・オブ・ロンドン
フォッグの現在地が発表された。18日経過、残り62日。ブリンディジ(イタリア)からモンゴリア号に乗った。速報によるとスエズ(エジプト)に到着。
船から降りたパスパルトゥはフォッグと共にイギリス領事館に来るよう言われる。ああ、船は停泊していてフォッグは船内のレストランで食事。パスパルトゥは着替えなどの買い物へ。パスパルトゥに声をかけてきたのは刑事！？ 予定より2日早くボンベイ(インド)へ。
ボンベイをブラブラ歩いていたパスパルトゥは市場にいた牛にふざけて闘牛の真似事をした。怒り出した牛。見ていたインド人たちから神聖な牛に何をする！と怒られ、追いかけられたが、何とか列車に乗り込んだ。インド人ぽい格好はしてたけど、インド人ではなさそう。
車窓から川で水浴びをするゾウ、頭に大きな荷物を乗せて運ぶ女性たち、川遊びをする人たち、線路脇を悠々歩くゾウなどさまざまなものを見たパスパルトゥ。突然、駅ではない場所で停車。全線開通したと聞いていた鉄道だが、まだ途中までしかできていなかった。
アラハバードまで行ければいいとゾウで移動するフォッグたち。同行してるおじさん誰？ 刑事？ 人の顔が覚えられない。
夜、行列を見かけたフォッグたち。夫を亡くしたアウダ姫が殉死すると聞き、助けに行くことにした。嫌がるアウダ姫は夫とともに火葬される！？ 単身乗り込んでいたパスパルトゥはアウダ姫を救い出した。
アウダ姫は西洋人そのものだと思ったら、シャーリー・マクレーン。
意外と見ていた。
アウダ姫誘拐などの罪で逮捕しよう(旅行阻止！？)としていた刑事だが、フォッグは高額の保釈金もポンと払い、旅は続く。
香港に20時間、翌日は横浜へ。香港に着いたフォッグはアウダ姫のおじを訪ねた。しかし、扉は閉められていて、通行人の話によるとオランダに行ったという。フォッグはアウダ姫を香港に置いていけないと横浜に同行させることを決めた。
ホテルのバー。刑事はパスパルトゥに刑事だと明かし、協力を仰ぐ。刑事に奢られた1杯の酒で酔っ払って倒れてしまった。
上海から横浜へ向かうカーナティック号で目を覚ましたパスパルトゥ。旦那様を裏切ったと落ち込んでいた。パスパルトゥが戻らないので足止めを食っていたフォッグとアウダ姫も上海経由で横浜へ向かう。
着物の女の子たちが歩いている。鎌倉の大仏を見にきたパスパルトゥ。チョンマゲの男がパスパルトゥの背後で大仏に手を合わせて、お辞儀する。1872年は日本だと明治5年。まだチョンマゲの人も多かった！？ 大仏に供えられた赤い実(りんご？)を物欲しそうに見つめるパスパルトゥ。白塗りの着物女性が通りすがりにりんごをくれたので食べた。
道ゆく人全員、江戸時代だな〜。すれ違う人といちいちお辞儀するパスパルトゥ。朱塗りの建物は京都の平安神宮だそうです。着物が派手派手過ぎるのが不自然なのかな〜。お店も中華風？ 貼り紙は「鮮菜種々」「江夢渡土」。隣の魚売り場は「寿し」。さらに隣は羽をむしられた鶏がぶら下がっている。「なす」などなど。市場を通り抜けて東西合同大歌舞伎と書かれた建物に入っていくパスパルトゥ。
刑事とともに横浜に到着したフォッグたち。
パスパルトゥは大歌舞伎の建物内でなぜか中国雑技団的な演目をやっていた。特等席を取ったフォッグはパスパルトゥを呼んだ。日本で撮影したのかなあ？ 所々は本物の日本なんだけど、不自然なところも多かった。
今度は船でサンフランシスコへ。ここで1分間の休憩。半分じゃなくて、1時間45分あたり。普通の映画なら終わる時間だからかな。
フォッグはサンフランシスコに到着した。サンフランシスコはド派手な大統領戦が行われていた。あまりの賑やかさにパスパルトゥは宗教行事かと勘違いする。
未開の国だ、銃がいるとフォッグは言う。何度も意味ありげに映るバーのピアノ弾きはフランク・シナトラかあ〜。へ〜。
列車に乗ったフォッグたち。先住民たちが列車を止め、パイプを吸い合う。アメリカののどかな風景ばかり映るのが新鮮。バッファローの群れが線路を横切るので列車が止まったり。
今度は橋が重さに耐えられないと橋の前で列車が止まった。全速力で行けば大丈夫だという根性論！？で出発。橋は崩れ落ちたが、何とか渡り切れた。
列車内で絡んで来た男と決闘するフォッグ。しかし、いざ撃ち合いという時に先住民たちが馬で列車に並走し乗り込んできた。ガンガン先住民を撃ちまくるフォッグたち。えー！？ なにこの突然の争い！？
機関士が襲われて列車は暴走。列車から落ちたパスパルトゥは幌付き馬車に拾ってもらう。その内、一頭の馬に乗ったパスパルトゥが大勢の先住民に追われる。パスパルトゥはスー族に捕まり、棒に縛り付けられ、足元に火をつけられた。
討伐隊が馬に乗って、パスパルトゥを助けに行く。しかし、パスパルトゥを待っていたため、列車に乗り遅れた。幌のついたボートのようなもので風力のみで線路を走るフォッグたち。
ニューヨークからリバプールへ向かう予定が船に乗り遅れた。もう間に合わないだろうと噂し合う人々。フォッグたちは貨物船に乗ってベネズエラへ。船は急激に速度を落とした。
仲間たちはフォッグが銀行強盗をしたと刑事に知らされ落ち込む。あー、フォッグと同行してる刑事は銀行強盗をしたフォッグを追っていたのかとようやく理解。
貨物船は燃やせるものは何でも燃やせといろいろ焼く。いよいよ燃やすものがなくなった時、陸が見えた。
残り8時間でロンドンに到着。余裕を持って仲間のところに行けるだろうと思っていたフォッグが逮捕された。
留置所にいたフォッグは刑事から真犯人が捕まったと謝られた。長いこと一緒に旅してそりゃないよ〜！ 全てを失い、すっかり元気をなくしたフォッグ。アウダ姫はフォッグを励まし、妻にしてほしいとプロポーズ。
フォッグに牧師を呼んでほしいと言われたパスパルトゥは牧師を呼んで、サンドイッチマンとすれ違い様に今日が土曜日、まだ約束の時間に間に合うことを知る。
仲間のところに走って向かうフォッグ。時間ピッタリ。女人禁制のクラブにアウダ姫も入ってきたので一同驚く。(終)
長かった〜。アウダ姫は私が足を引っ張ったから…とかフォッグに言ってたけど、どう考えてもどこに行ってもウロチョロするパスパルトゥが悪いから！ いろんなところでロケをして、お金はかかってそう。しかし、エンディングも長かった。
