徒然好きなもの

ドラマの感想など

【ネタバレ】あぶく銭

1970年 日本

 

あらすじ

豪快に稼ぎ豪快に遊ぶ、賭場荒らし三人組の活躍をエネルギッシュに描く。「悪名」シリーズなど数々の名作で組んだ森一生監督の元、勝新太郎が破天荒だが情には厚い任侠の孤独な奮闘を熱演。橋本組と磯部組の新旧二大勢力が争う港町に流れ着いたヒゲ松(勝新太郎)、爺さま(藤岡琢也)、ガキら賭場荒らしトリオは、橋本組二代目襲名賭博の隙をつき大金を手に入れるが、その金が橋本組の磯部組への借金返済用の金であったことから、思わぬ騒動に巻き込まれていく。

 

2021.5.27 日本映画専門チャンネル録画。1時間30分とコンパクトなのでこれにしました。

 

賭博場に行き、拳銃を撃って金を奪って行く男。ヒゲ松(勝新太郎さん)、万蔵(藤岡琢也さん)、三郎は食堂で遊べる所は?と聞き、芸者たちと派手に遊ぶ。藤岡琢也さん、当時はめちゃくちゃぽっちゃりだな。

 

ヒゲ松はスーツ姿でよく分からなかったけど、周りは着物の人ばっかりだし、昭和初期くらいの時代設定だろうか? 映画館には活弁士がいる。

 

ヒゲ松、万蔵、三郎は一仕事終えて、風呂場でキャッキャッと騒いでいる。盗みをしてたんだろうが何だか暗くてよくわからない。

 

橋本組はお金を盗まれて上へ下への大騒ぎ。その金を盗んだのはヒゲ松たち。対立する磯部組の弥市(成田三樹夫さん)に橋本組は二代目襲名の花会で集めた金を取られて、借金も返せない。

 

食堂で磯部組に絡まれていた橋本組二代目をかばってビール瓶で頭を叩かれたヒゲ松。磯部組に乗り込み、軟膏代を要求する。包帯に血が滲んでるし、軟膏程度でどうにかなるか!? その後、ヒゲ松が食堂にいると、橋本組の七蔵がわざわざヒゲ松に頭を下げて謝った。

 

ヒゲ松は橋本組・代貸の七蔵の人柄に感動し、橋本組から盗んだ金を返そうと万蔵や三郎に言った。しかし、盗んで隠していた金がなくなった。

 

賭場で警察が来たと騒いで金庫を盗むことに成功したヒゲ松たちだったが、金庫の中には書類しか入っていなかった。

 

芸者のしまが水野久美さん。食堂の娘の蝶子が野川由美子さん。ちょっと似てる気がする。

 

しまがお金に困ってると知り、お金を渡すヒゲ松。しまは小さい子供の世話をしている!? ヒゲ松は浜辺に呼び出し、過去の話をした。

 

しまは弥市から言い寄られており、磯部組の者たちから絡まれていた所を七蔵が助けた。七蔵はどこに行っても借金を断られていた。

 

ヒゲ松の宿敵・さむらい政(天知茂さん)がヒゲ松をさがしにきたという。

 

ある時、しまと七蔵が殺された。

 

大雨の中、弥市のところへ行くヒゲ松とさむらい政。雨の中の大立ち回り。今まで散々殴り合いしていて、最後はヒゲ松が弥市を銃で撃ち殺した。

 

盗んだ金を持っていたのは蝶子。元を辿れば橋本組の金を盗んだのは、ヒゲ松たち。蝶子から金を受け取り、また万蔵や三郎と旅を続けるヒゲ松だった。(終)

 

蔵出し名画座の作品はソフト化されてないだけあって微妙なのが多いな〜。テーマ的にも全然乗れなかった。