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【ネタバレ】決闘高田の馬場

1937年 日本

 

あらすじ

江戸長屋。中山安兵衛(阪東妻三郎)は、喧嘩の仲裁で酒代をせしめるなど、のんびりとした生活を楽しんでいた。彼の唯一の苦手は伯父の六郎左衛門(香川良介)で、会えばお定りの説教を聞かされる。一方、堀部弥兵衛の娘お妙(大倉千代子)が、そんな安兵衛を見染めた。さて、恒例の剣術試合の日、六郎左衛門は、今年も村上庄左衛門を破った。中津川祐範と語らった村上兄弟は、六郎左衛門に決闘状を叩付けた。こうして対決の場である高田馬場へと、安兵衛も駆付けるのだった。1937年に公開した「血煙高田の馬場」の改題短縮版。

2021.12.29 時代劇専門チャンネル録画。阪東妻三郎生誕120年だそうです。

 

ケンカだケンカだと騒ぐ町人たち。刀での斬り合いという物騒なもので、その中に酔っ払いの中山安兵衛がいた。安兵衛は常に酔っ払っている。

 

夫婦喧嘩の仲裁に入り、妻の唯一の晴れ着まで売ったという夫に買う打つは今日から禁止で、飲むだけはやってもいいと言った。

 

いつも酔っ払っているため、安兵衛の伯父の菅野六郎左衛門に説教された。伯父がいなくなった後の自室で不惑を過ぎても妻も子もないとひとりしゃべっていて、それを外で近所の人たちが様子を伺っていた。六郎左衛門も安兵衛も侍だけど安兵衛は長屋暮らし。

 

オープニングで志村喬の名を発見。楽々亭貞山という役名で字幕で貞山という名前が出てきたけど、おじいさんの頃しか分からないから、それに比べると太って見えた。若いな〜。チョンマゲだけど黒髪、黒ヒゲ。

 

伊勢屋という商人に斬りかかろうとする本所・大ヶ谷組の松川佐十郎という男に安兵衛が間に入り、佐十郎を倒した。伊勢屋に酒樽を買っておけと言って去っていく安兵衛。

 

そのやりとりを見ていた堀部弥兵衛の娘・お妙が安兵衛にほの字になった。

 

夜、安兵衛がまたまた酔っ払って歩いていると刀を持った集団に囲まれて襲われたが、全て倒した。

 

翌朝、六郎左衛門が安兵衛宅を訪ねるが不在。近所の住人も捜すが見つからない。一目会いたかったと伝えてくださいと六郎左衛門は近所の人に手紙を託して帰って行った。酔っ払って帰ってきた安兵衛は手紙を読もうともせず寝てしまった。

 

六郎左衛門が帰り際、泣いていたことが気に掛かり、何とか手紙を読んでもらおうとする近所の人々。なんとか起こし、手紙を読ませる。多分、安兵衛以外は字が読めない!?

 

六郎左衛門が剣術試合で村上庄左衛門に勝ち、殿様にお褒めの言葉をもらったが、村上兄弟の弟の次郎太の恨みを買い、果し状を受け取った。手紙を読み終え、慌てて決闘場に駆けつけると伯父は瀕死の状態。

 

沢山の見物人に囲まれながらひとり二刀流で斬りまくる。全員倒し、周りは「安さん、安さん」と盛り上がるが、安兵衛は既に亡くなった六郎左衛門の前に立ち尽くし、涙を流した。(終)

 

1時間ほどの長さなのであっという間に終わった。堀部弥兵衛、お妙親子も決闘を見て大盛り上がりだったけど、その後の進展は特に描かれてなかった。

 

中山安兵衛は後の赤穂浪士四十七士の一人、堀部安兵衛なんだね。ということはまあ、お妙とうまくいったということなんだろうけど、それにびっくりだ。しかし、人の斬り合い、殺し合いがあんなに日常にあったら怖いよ。

peachredrum.hateblo.jp

この映画を見て思ったけど、阪妻は結構ガラガラ声。