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【連続テレビ小説】純ちゃんの応援歌 (65)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

純ちゃん食堂の開店が迫り、店の様子を見に、もも(藤山直美)が金太郎(新田勉)を連れて大阪に来て、昭(岩芝公治)と雄太(高岡俊広)は大喜び。純子(山口智子)が、大阪の女学校に通う静尾(押谷かおり)の妹の小百合(望月千春)を呼び出すと、静尾も来る。静尾は作家の秘書をしていて、京都に取材に来たついでに大阪に来たという。皆で新装の店を見に行くと、静尾は純子に、食堂のおばさんになるのには賛成できないと…。

この回に来るまでじらされたな~。

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西川指導の下、村山と小平治が社交ダンスの練習。狭い路地には常に人がいっぱい。帰ってきた純子に「何してはるんですか?」と聞かれると、ダンスをやめ、小平治はぬひには言わないように頼んだ。

 

家に帰ると、金太郎とももの姿。ももはお店の様子を見に来たといい、たくさんの食材を持ってきてくれた。米、うなぎ、アマゴ、椎茸、卵。うなぎ8匹は金太郎が捕まえたもの。アマゴは火であぶってあるので甘煮にしたらいいとももはいう。

 

金太郎が来てるなら小百合ちゃんも呼ぼうと純子が言う。4月から帝塚山に住んでいる。静尾のところへ組合長の電話を借りに行った純子。純子のところもいずれ電話を買うのかな~。食堂だし、今後のことを考えたら電話があった方がよさそう。

 

ももは今回の食材は卵と米の分だけでいいという。うなぎとアマゴはお土産。椎茸ももらうわけにもいかない、これから長いつきあいになるんやさかいと太っ腹。

 

突然金太郎が立ち上がり、「母ちゃん、おばやん、わいのこと黙っといてな」と隠れた。昭と雄太が帰ってきて、純子に会って金太郎が来ていると言われたので、金太郎を探した。

 

「来てへんよ」と金太郎と話を合わせるあきともも。がっかりして玄関に座り込んだ昭と雄太の真ん中に入って肩を組む金太郎。「じゃ~ん!」

 

昭も雄太も喜び、金太郎も野球部に入ったことを聞いた。ファーストで3番。1年の終わりからレギュラー。昭はキャッチャー、雄太はピッチャーだがレギュラーになれるか分からない。

 

純子、あき、昭、雄太、もも、金太郎で夕食。金太郎はコロッケを初めて知る。

金太郎「うまいな。お母ちゃん、わい、こがいなもん食いたいんや」

もも「こがなハイカラなもんはお母ちゃん知らんさかいな」

昭「ほしたら明日帰る時にお母ちゃん、金太郎にお土産持たしたって」

あき「ああ、そやな」

昭、優しいなあ。

 

食べ物の取り合いをする昭と雄太と金太郎。ももに叩かれる。そこに来たのは静尾と小百合。小百合ちゃんは大人っぽくなったし、静尾ちゃんはおしゃれだね。

 

静尾は松崎清一郎という作家の秘書をしていて、先生の作品の取材をしている。

 

小百合に「お久しぶりやね」と声をかけられた男子3人はポーっとなってる。小百合は外出の時は制服じゃないといけないという決まりのせいで制服姿。昭たちも学生服だけどね。

 

久々の再会でありますが、大阪の私立女子中学校の制服を着た小百合は昭たちには甚だまぶしい存在であります。ところが…。

 

隣の家のぬひと小平治が大喧嘩する声が響いてきた。村山に誘われて男性ダンサーとして稼ごうとしていたという小平治に若い女と踊りたかったんだろうと怒り狂うぬひ。「わてが年上の女房や思て、ほんまに」。純子が止めてもおさまらなかったが、子供たち4人が顔を出したのでさすがにやめた。

 

純ちゃん食堂に案内する純子。静尾はなぜか渋い顔!? テーブルの下から追加テーブルが出てくるのはビフォーアフターで何回も見たな~。静尾もどんな人が客として来るのか聞いた。買い物に来る人や市場で働いてる若い人に来てもらおうと思っていると答える純子。6~8人くらいの狭い店。

 

ももは美山村で食堂やっても客は少ないし、こんなところで働けたら気持ちええやろなあと羨ましがった。

 

しかし、静尾は相変わらず渋い表情。

静尾「こんなこと言うたら何やけど、あんた、ほんまにこれでええの?」

純子「何のこと?」

静尾「食堂するのもええかもしれへん。それをとやかく言うつもりはないんや。けど、もったいないのと違う?」

純子「そんなことないと思うけど」

 

静尾「純子ちゃんは頭もええし女学校の頃の成績は私よりずっと上や」

純子「何でそんなこと言うの?」

静尾「私が言いたいのは、もっとほかにすることがあるのと違うということや。今は女でも東大に行く時代やで。能力のある女は男と肩を並べて仕事してる。純子ちゃんがこんな食堂のおばさんになるのは、私、賛成でけへんのやけど」

 

そばでずっと聞いていた小百合。ももと男の子たちは店の奥ではしゃいでる。

小百合「お姉ちゃん。それはなんぼなんでも昭君のお姉ちゃんに失礼やわ」

純子「ううん、ええんよ」

静尾「言い過ぎたかもしれへんけど、私、あんたがあんまり無邪気に食堂のことで喜んでるもんやからつい言うてしもた」

純子「かめへん。今の私にはこの食堂を成功させることが夢なんやもん。それが私の今の生き方なんやから。やる時は一生懸命にやる。死んだお父ちゃんの受け売りやけど野球にはバントいうもんがあるんや。自分のしたいことだけしてるわけにはいかへん時もあると思てる」

静尾「それはそうかもしれへんけど…」

 

純子の胸にグサリと刺さる静尾の言葉でありました。

 

小野家に戻ってみんなでかるた。

あき「これやこの 行くも帰るも 別れては 知るも知らぬも 逢坂の関」

小百合が札を取る。

あき「天津風 雲の通い路 吹き閉じよ 乙女の姿 しばし止どめん」

今度は純子が札を取った。楽しんでるなあ。

 

一段落着いてももがふいに「いっそうちも大阪へ出てこうかな」ともらす。田丸のお嫁さんとはうまくいっていない。

もも「何て言うてもあっちの方が本家筋やということになりますやろ」

 

男子3人は部屋で枕投げ。純子にやめなさいと言われてもやめないのに小百合が顔を出すとすぐに布団に入って寝た。

 

小百合「あの…今日お姉ちゃんが言うたこと気にせんといてね」

純子「大丈夫や」

 

小さな食堂のおねえさんで満足していいのかという静尾の言葉がいつまでも純子の耳に響いていました。

 

静尾は静尾で純子の能力が高いのにもったいないと思う気持ちは分からんでもないのにそんなやる気をそぐような事を言うてやるなよ。小百合ちゃん、ええ子やね(単純)。