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【連続テレビ小説】純ちゃんの応援歌 (63)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

和歌山から戻った純子(山口智子)は、ぬひ(西岡慶子)の店で出すメニューとして、和歌山のしいたけを使った山うな丼を提案し、早速家で昭(岩芝公治)と雄太(高岡俊広)に試食させてみるが、匂いにうなぎとだまされた2人は食べてみるとただのしいたけだ、と不評。改善策を悩んでいるところに、つや(白川由美)と久助桂枝雀)が、大阪の事務所が火事になったと連絡あったが、正太夫笑福亭鶴瓶)はどこか、と訪ねてきて…。

食堂の準備も着々進む。照明はシャンデリアではなく普通の電灯。

ぬひ「もうわてな、これだけは堪忍しとくんなはれて頼みました」

純子「ほんまに正太夫さんのことやから黙ってたらほんまにシャンデリアつけたかも分からへんね」

ぬひ「ほんま。アハハハハ」

太夫は映画のロケーションで2、3日来ておらず、棟梁はいないと寂しいと言った。

 

ぬひとメニューを考える純子。煮込み、おでん、干物を焼いたり、漬物、山うな丼。

純子「それやけどな、一遍作ってみんことにはなあ…」

作ってなかったんかい! ぬひは山うな丼は目玉商品になるのではないかという。

 

昭と雄太は内ももパンパンで帰ってきた。

雄太「こんだけ練習してレギュラーになられへんかったら監督、絞め殺したるわ」

昭「ええぞ、ええぞ、その調子や」

物騒な会話だな(笑)。

 

家に入る前からいい匂いに気付く昭と雄太。近所の人も家の様子をうかがう。手を洗いながらそっと扉を閉める雄太がかわいい。

 

雄太「うな丼て言うたやないか」

純子「山うな丼て言うたんや」

あき「あのな、椎茸は山のもんやろ? せやから山のうなぎで山うな丼や」

純子「ほら、猪の肉を山くじらいうやろ。それをまねしたんや」

昭「何や~」

 

不満そうな顔をして食べ始める昭と雄太。

純子「どうや? おいしい?」

雄太「おいしいことあらへんで」

昭「何か物足りんわ」

 

あき「そやろか」

純子「けど、かば焼きのタレをつけて焼いてんねんで」

昭「タレの味ばっかりや」

純子「うん、やっぱりなあ…椎茸があっさりしすぎてるんやわ」

あき「ほんま」

 

夜。純子はひとり山うな丼の研究をする。あー、そういえば「王様のレストラン」ではシェフだったんだよなー。

 

いやはや、名案だと思った椎茸丼、いや、山うな丼、予想を裏切って不評のようであります。

 

試食して首をかしげる純子だが、試食したあきは割とおいしいリアクションをしている。

 

そして翌日の朝。純子のところへ思いがけない人が訪ねてきたのであります。

 

久助とつやが小野家を訪ねてきた。一昨日の晩に大阪の支店が火事になり、責任者の正太夫がいないと騒ぎになっていた。酔っ払いの放火で幸い、事務所だけが焼けた。純子が正太夫の撮影所通いしていることを言ってしまった。

 

ちょうど帰ってきた正太夫保津川のロケーションで農家の人にたくさんもらったと野菜を持って小野家を訪れた。2階でつやと正太夫から説教を受ける正太夫新選組の映画に出ていたと言って、♪加茂の河原と歌い出す。

多分、「あゝ新撰組」かな。これ、昭和30年だった。

 

大阪の支店に顔を出してないことなどつやに指摘された。正太夫をかばう久助につやが久助がいつも甘やかし、久助の夢見るような性格が正太夫に似てしまったと今度は姉弟喧嘩になってしまう。正太夫は商売は向いてない、本場のブロードウェイで勉強がしたいと言いだす。

 

つや「そうか…。ほな、分かった。行きよし」

太夫「お母ちゃん…」

つや「行きよし。なっ。あんたには自分の思ったとおりに一遍せないと、あんた気が済まんのやろな。なっ。自分のしたいようにしてみ。お母ちゃんな、お金、出してあげるさかいな。それ、口先だけやないな?」

純子「ほんまに?」

太夫「行かしてもらう。願ってもないチャンスや。行くわ」

 

太夫久助が似てるというと出版社のことも正太夫と同じように見られていたことに久助は怒って出て行った。正太夫も男の意地というわりに、アメリカに行かされるとは思ってなかったと純子に泣きごとを言う。あきれる純子。

 

太夫なー、最初の方で純子の胸を触ったシーンは気持ち悪かったけど、それ以降は「澪つくし」の弥太郎みたいな嫌悪感は少ないかな? しかしながら、アメリカ行ってしばらく出ないのならそれはそれでいいかと思ってしまう。