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【連続テレビ小説】純ちゃんの応援歌 (45)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

村に残るか、大阪へ行くか、決めかねている小野家。静尾(押谷かおり)が大阪から戻ってきて、東京へ英語の勉強をしに行く、と言う。夢に向かって進む静尾が少しうらやましい純子(山口智子)。雄太(高岡俊広)を養子にする件で、家事審判の知らせが届き、あらためて雄太の意思を確認して、あき(伊藤榮子)がこれからずっと家族、と言うとうれしそうな雄太。興園寺家に、誰かに追われている北川(細川俊之)が逃げ込んで…。

2週間ぶり! また年末年始で休止が来るのでそれまでにできるだけ進んでほしい。

peachredrum.hateblo.jp

純子の一家にとっては重苦しい朝が続きます。大阪に行くのか村に残るのか。恭子は宝塚を受験するのかしないのか。純子もあきもそして恭子も口数の少ない朝なのであります。

 

昭と雄太は外の井戸で水の掛け合いをして遊んでいた。純子に注意を受け、一瞬シュンとする二人だが、「命中!」と純子の顔に水をかけた雄太は泥んこ足のまま家に上がってご飯を食べ始めた。

 

昭と雄太が食卓に行ったのに、井戸のところで立ちつくす純子。

あき「純子、何してんの? どないしたん?」

純子「雄太、うちらに気ぃ遣うてるねん。家の中で一番騒いで」

あき「そうか…」

 

雄太は泥がついた畳を拭き、見ていた昭に雑巾を投げつけ、またじゃれ合い。

 

そこに、静尾が訪ねてきた。

純子「いや、静尾ちゃん。パーマかけたん?」

静尾「そうや。おかしい?」

純子「ううん。よく似合うとる」

 

静尾はゆうべ遅くに大阪から帰ってきたが、遅かったので純子の家にお参りに来れなかった。昭と雄太は静尾のパーマネントを見て笑う。うわー、イヤだわー、こういうの。

 

恭子と昭たちは学校に出かけた。玄関を出ると「見たか? 静尾さんの頭」と雄太が口火を切る。

昭「見た見た。何やあれ。スズメの巣やで」

雄太「♪『パーマネントに火がついて』って知ってるか?」

昭「知らん。何やそれ」

雄太「♪『パーマネントに火がついて アッという間に はげ頭』」

子供たちにとってはただの楽しい笑いのネタだったんだね~(^-^;

 

静尾は4月から東京の英語学校に行く予定。大阪の父が女性と別れたため、母や妹も大阪に行くことになるかも? 東京には伯父がいる。

 

静尾は秀平のことも聞いてきた。一遍写真が届いただけと純子は答えたが、静尾のところにも連絡はなく、東京で待っていていつでもアメリカに行けるようにする。大阪の父もお金は出してくれると言ってくれている。

 

純子「うちはどないなるか何も決まってないねん。これからどないなるかお先真っ暗や」

これから出かけるから~と静尾も席を立った。純子は秀平は日系人がまだまだよく思われていないから大変なんじゃないかと思いやった。母たちが大阪に行くというのは小百合にはまだ黙っててと言って静尾は帰っていった。

 

あき「静尾さんもいよいよアメリカに行く決心しはったんやな」

純子「お金があるというのはええな。思たとおりのことが何でもできんのやから」

 

興園寺家。純子やつやから宝塚受験のことを聞かれた。

つや「ほんま、うちへの気兼ねやったらせんといてな。うちはもう喜んでそうさしてもらいたいんやから。お役に立ちたいんや」

純子「はい。おおきに。そやけどここに残るか大阪へ出るかまだ結論が出てないところやし」

つや「うん…でも行かせてあげなかわいそうやわ。なあ宝塚やったらそんなにかかるわけやないしな」

純子「ええ…もう一遍相談してみますさかい」

つや「うん。ほんまにそうしてあげて。なっ?」

純子「はい」

でも恭子が危惧しているように純子が正太夫と結婚する説が…。

 

小野家で静尾の妹・小百合と昭、雄太が七並べをしていた。小百合は一緒の中学に行こうと言っていたが、そこに金太郎が来てトランプをぐちゃぐちゃにした。郵便局員があきに御坊の家事審判所からの手紙を届けていった。家には子供しかおらず、昭が受け取る。

 

審判期日通知書

昭和二三年(家)第二五號養子縁組許可

申立人 小野あき

右の事件についてきたる三月十二日 午後一時

おたづねしたいことがありますから、当審判

宛名人自身かならずおこしください。

この通知書と印鑑をご持参ください。

 

昭和二十三年三月三日

 

御坊家事裁判所

 

文字が切れてるところもあったけど、大体こんな感じ。

 

あきが手紙の中身を確かめ、子供たちを呼んだ。

あき「あのな、今月の12日に御坊の家事審判所という所でな雄太をうちの子にしてもええかどうかの審判が行われるんや」

子供たちが頷く。

純子「ここではっきりと決まるんや。雄太。お母ちゃん、もう一遍、雄太の気持ちを聞いておきたいて言うてるねんけど。うちらの気持ちはもう決まってるねん」

昭「僕は最初から賛成やけど」

恭子「うちも。何でそんなこと改めて聞くの? 雄太かてそんなことまともに聞かれたら答えにくいわ」

雄太「いや、俺は…」

あき「分かった。うちらはみ~んな賛成なんや」

純子「みんなで助け合うていこうな?」

雄太頷く。

 

あき「これからずーっと家族やな」と言われた時の雄太の笑顔がかわいい。そしてまたじゃれあう昭と雄太。

 

朝、興園寺家に出勤した純子だが、事務所には誰もいない。裏で水を汲んでいると井戸に小石を投げ込まれ、蔵から怪しげな手が誘う。蔵の中に北川がいた。背広を着た男を見なかったか聞かれ、30歳くらいの男の人が門の外にいて、神社の石段の下にもタバコを吸っている人いたという純子。

 

追われているという北川。騒ぎになると危険だという。つやも事務所に来て、そこに男が訪ねてきた。ジョージ北川がいないか聞いてきたが、つやは何も知らない。純子はいないといった。

 

さあ、ジョージ北川は一体何で追われているのか。一体何をしでかしたのか。純子は悪い予感に襲われるのであります。

 

いろいろやってくれますな~。