徒然好きなもの

ドラマの感想など

【連続テレビ小説】純ちゃんの応援歌 (40)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

陽一郎(川津祐介)の大阪行きの準備を手伝いながらあき(伊藤榮子)が、家のことは純子(山口智子)に任せて大阪へついていく、と言うと陽一郎も喜ぶ。突然訪れた北川(細川俊之)は、つや(白川由美)に金を貸してほしいと言い、つやは落胆。するとつやは、陽一郎の送別会をする、と言いだし、陽一郎と雜賀(桂枝雀)は酒を酌み交わす。大阪行きを楽しみにしながら、あきたちが家で待っていると清彦(生瀬勝久)が駆け込んで…。

2月中にまず陽一郎が単身で大阪に行くので、あきは準備をしている。

あき「私も一緒に行きましょか」

陽一郎「一緒に?」

あき「家の方なら純子がいてるさかい心配ないと思う」

陽一郎「そやな」

あき「なあ、うち行きますわ。今夜純子に話しますさかい、なあ、そうしましょう」

陽一郎「ああ…それやったら僕もうれしいな。2人きりの大阪生活か。ええなあ」

 

陽一郎は手紙も散歩がわりに自分で出すと言って出かけていった。

 

つやが寒椿の世話をしていると北川が声をかけてきた。

つや「なんの話ですやろ?」

北川「奥さんに軽蔑されたらつらい。そう思ってるんです」

言いにくそうにしていたが、ついに言った。

北川「実は…。お金を貸していただきたいんです」

つや「お金ですか」

北川「それも少しまとまった金額…5万円ほど」

つやはそんなことやったんですかと笑う。

 

ジョージ北川の突然の借金の申し込みであります。それにしてもつやがなぜこんなに落胆しているのか。北川の言葉に一体何を期待していたのか…。これまた謎でありますねえ。

 

清彦と純子に声をかけられたつやは、純子に陽一郎の送別会をしようと提案した。陽一郎は一人、出かけようとして玄関を出たところでグローブを踏んだ。

 

すぐに昭と雄太を呼びだす陽一郎。

陽一郎「道具を大切にできんのやったら野球なんかやめてしまえ!」

昭と雄太はお互いに片付ける番だと言い合う。

陽一郎「こらこら! 責任のなすり合いをするな。男らしゅうないぞ」

昭と雄太は裸足のまま飛び出してグローブを持っていった。

 

陽一郎は笑顔で出かけていった。恭子はあきも大阪に行くことを不満に思っていたが、純子に2人きりにしてあげようと言われて納得。

 

♪山の淋しい湖に

 

あきは「湖畔の宿」を口ずさむ。恭子も純子もあきが大阪行きを楽しみにしていることを体感する。

 

興園寺家。久助と陽一郎は向き合って酒を飲み、つやがその間にいた。

久助「しかし、小野。今度の就職はよかったな」

陽一郎「いや、ハハ、ほんまにほっとした。これでやっと親父の務めが果たせるんやからなあ。引き揚げてから半年、ブラ~ブラして女房子供に食わしてもろうとったんやから」

つやにケンカしないでと言われて笑う。

 

外で雪がちらちら降り始めたとき。小野家では昭と雄太があきに宿題をするように言われていた。

 

そこに清彦が「お父さん倒れはった」と駆け込んできた。小野家の面々が駆けつけた。陽一郎は口がパクパク動いて「ツースリーやな」「あかん、直球や」「深呼吸」と野球の夢を見ていた。「ナイス…プレー! ナイス…プレー…」口が開いた状態で息絶えた陽一郎。「ご臨終です」と医師の言葉。

 

久助「ナイスプレーやった」と唇に酒を塗り、「日本へ帰って死んだんや」と涙をこぼした。

 

あきはたまらず外へ飛び出し、地面に倒れ込むようにして泣いた。

 

純子の一家にとってまさにこれからという時のあまりにもあっけない陽一郎の死でありました。

 

純子は泣いてる母の肩を抱いた。

 

いつか来るかと思ってたけど、ここで陽一郎の死。つらい。しかも、例えば一人一人に別れの言葉をかけてとかそんな感じでもなく、リアルな感じで。明日は「金八先生」の上林先生を堪能するかな!