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【連続テレビ小説】マー姉ちゃん (18)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

東京行き当日。マリ子(熊谷真実)は、父の肖像画とともに福岡最後の朝を実感していた。門前には、別れの挨拶をしたい人々が集まったりと慌ただしく、ゆっくり朝ご飯も食べられないとイライラするマチ子(田中裕子)。隣の一平(益田喜頓)にも別れの挨拶をし、いよいよ出発時間。マリ子は去り際に、千代(二木てるみ)に肖像画を渡すのだった。定刻通り、列車に乗り込んだ磯野家。見送りの人々が駅に大勢駆けつけるのだが…。

鶏小屋を見ている一平。「とうとう今日という日になったな」

 

マリ子は父の肖像画を壁から下ろし、窓から西新の百道の浜を見せ、箱に丁寧にしまった。

 

準備を終えたマチ子は席に着いたはるにご飯をよそう。ヨウ子はニワトリにさよならを言いに行き、戻ってくるとおじいちゃまと食べると言ってまた出て行った。

 

大和田高男は胸がいっぱいで…と言うが「戦ができんと腹が減るって」と言い間違いをするマリ子。はるは福岡のおきゅうともこれで当分お別れだと言いながら朝食を食べた。

日頃の奉仕活動のおかげかはるを見送りたいと言う人がたくさん訪れた。出発前の慌ただしさに不意の来客。

 

マチ子「ん〜…隊長としては先が思いやられるばい」

マリ子「駄目ばい! マチクロ二等兵がそげな弱音吐いてたら!」

マチ子「今日からマチクロ練隊長です!」

マリ子「了解!」

 

お隣では軍平、加津子夫婦がはるの話をしていた。

加津子「景気ようばらまいてもろうとるんでるではのうて、あの奥さんは人の困っとるとば放っておけんたちですけんね。急病やら火事で丸焼けになった人たちがあの奥さんにどいだけ助けられたか分からんそうですよ」

 

天使のような心を持ったはるの気持ちを受け継ぎたいとし、「あげんふうに欲ば捨てて生きたらきっと幸せになれると思いますけん。私もアーメンさんに入信するつもりでおります」と発言し、軍平はビックリ!

軍平「加津子…ちょっと待ちなさい」

 

加津子さん、東京生まれだとしたら、福岡にめちゃくちゃなじんでる。

 

鶏小屋の前でおにぎりを頬張る一平とヨウ子。お互いのおにぎりを食べ合う。ん〜これ今見るとギョッとするなあ。

 

千代がはるの客のために台所でお茶を入れていると、トミ子や加津子が手伝いに来た。台所に来たマリ子が加津子におじいちゃまのことを聞く。みんなに会うのが辛いのだと加津子が言い、一平はまだ鶏小屋の前にいた。マリ子が話に行くと、本当の孫のようにかわいがってきたから駅に行ったら何を言い出すか分からないので見送りには行かないと言う。

 

一平からマリ子への約束・お母さん、マチ子さん、ヨウ子さんのことばしっかり頼みますばい。

マリ子から一平への約束・きっと長生きしてくださいよ。

 

いよいよ家を出る。大和田高男さん荷物を持ってくれてる。千代、トミ子、加津子は家の後始末をしてから見送りに行く。マリ子は玄関を出る前、千代に箱を渡した。「開けてびっくり玉手箱。だけん後で開けてね」。

 

鶏小屋の傍で車のエンジン音をきく一平。千代はマリ子の描いた絵に見入っていた。

 

知人、友人、教会の人々。それにはるが見境なく援助した人々を合わせて、この日、博多駅のホームに磯野丸の出発を見送った人は実に130人。

 

石井先生、教会の吉田夫人、川村夫人、中尾夫人、村田、お千代ねえや、トミ子、加津子、軍平…。

 

はる「皆さん、皆さん、ごきげんよう

 

教会のご夫人たちが讃美歌を歌う。困惑の周囲やマリ子、マチ子。

 

♪神ともにいまして

行く道を守り

天の身糧もて

 

マチ子「好かん。うちはこげんことで好かんばい」

マリ子「うちだって」

 

♪力を与えませ

また会う日まで また会う日まで

神の守り

汝が身を離れざれ

 

とはいえマリ子も途中から歌っていた。汽車はいよいよ出発。

 

さらば福岡。はるか東京行きを宣言してから僅か半月余り。この日、一家は130人の大合唱に送られて博多駅を離れたのです。さて4人の行く手にはどんな出会いが待っているのでしょうか。

 

波の映像に被せた磯野家4人。

 

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別に無駄なエピソードがあったわけでもなくよかった。東京もあのマシンガントークが聞けるとなるとそれもまた楽しみ。