公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意
純子（山口智子）は北川（細川俊之）に、黙って出て行ってくれ、と頼む。純子が、秀平（髙嶋政宏）は北川のことが好きで、警察に捕まってほしくないから頼んだ、と言うと、北川は黙って出て行く決意をして、秀平につかみかかる。朝、純子が興園寺家に出勤してくると、逃げ出そうとする北川と鉢合わせる。同時に、本物のＧＨＱが木材の調達に興園寺家を訪ねてきて、北川は興園寺家の代理人と名乗って仲介し、ＧＨＱと去って行く。
外に出たジョージ北川と純子。「月がきれいだねえ」と話しかける北川に、無言の純子。北川は英語の歌を歌い出す。
純子はなかなか切り出せずにいるんです。そらあそうでしょう。18歳の女の子がGHQをかたっている詐欺師に向かって、たった一人で対決しようとしているんですから。
純子は「あなたは詐欺師ですか？」「詐欺師なんですか？」とこれまたド直球に来たー。興園寺の奥さんをだまそうとしているなら、何も言わずに明日この村から出ていってくださいとお願い。
「僕のこと誰に聞いたの？ 速水君かな？ 速水秀平？」の問いに頷く純子。速水は北川が好きで警察に捕まることをさせたくないと悩んでいたと訴える。北川は返事をせず、「おいで。君のうちまで送っていこう」と歩き出す。
「日系2世というのも嘘なんですね？」と尋ねた純子の問いをあっさり肯定し、ただし昭和3年から6年までシカゴで新聞記者をしてたことはあると言った。
細川俊之さん…シカゴ…
これこれ。これから先、「純ちゃんの応援歌」では唐沢寿明さんも出てくるんだ。朝ドラメンバーがまた増えた。鈴木京香さん、井上順さんは現行朝ドラ出演中か。
北川「君はいつもそういうやり方なの？」
純子「はい？」
北川「そうやっていつもひたむきにストレートにまっすぐに怖いもの知らずで相手にぶつかっていくの？」
純子「分かりません」
またしても英語の歌を歌い出す。純子は「北川さん、お願いします。ごめんなさい」と走って帰っていった。
純子の帰りを待っていた家族。あんまり月がきれいだから散歩していたと言って、英語の歌を振り付きで歌い出す。
あき「もうこの子は！ 人の気も知らんとのん気なこと言うて！」
純子「堪忍」と手を合わせるのがかわいい！
寝床で起きてカメラを磨いていた秀平は、北川にどこに行っていたのか尋ねた。おもむろにタバコを吸い始めた北川は「俺、明日ここを出るからね」と言い、くわえたばこで秀平の胸ぐらをつかみ英語で「若いの、やってくれるじゃないか」と怒りをぶつけた。純子にこの村を出ていけと言われたことを話す。
翌朝、興園寺家に出勤した純子は突然目の前にカバンが降ってきて驚く。北川は散歩のふりをして玄関から出ていくつもりで荷物を外へ放り出していた。
しかし出ていこうとした北川につやが声をかけた。北川は散歩に行くと言い、そこに来た純子に「これからどこへ行かはるんですか？」と尋ねられると、パリに行くと言い、また歌い出す。
そこに正太夫が駆け込んできて、GHQの人が来ていると騒いでいた。通訳付きで3人のGHQがやってきて占領軍の住宅建設のための木材の調達にやって来ましたと玄関に来ると、北川は「ハロー」と登場し、興園寺林業の代理人としてGHQと話し始めた。鮮やかな転身。秀平に「ほんもんのGHQの人が来はった」と報告に行った純子。
北川は交渉役として契約書にサインさせた。これは本契約と言い、北川さんのは…と正太夫に突っ込まれると「あれはあくまで仮のあれですから」と言い、「では私はあっちの方へ行って、なにと相談してなにしますから」。そして、いつの間に交渉したのか村の子供たちのためにグローブを持ってきてくれるとつやに報告した。純子にはおわびのしるしに僕が頼んでおいたと言った。
北川「では僕はあっちの方にしばらくなにしまして、あれしましてなにしますんで、それではどうも」と「グッパイマダマム」と、つやの手にキスをしてちゃっかり荷物を持ってGHQの車で一緒に去って行った。
秀平は一人興園寺家に残った。眠り谷探しするのかな？
いや～、ジョージ北川スペシャル！ イケボがもう聞けなくなるのかな？ それはそれで寂しい。
