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【連続テレビ小説】マー姉ちゃん (7)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

マリ子(熊谷真実)は、絵の師である石井(小沢弘治)の元を訪ね、絵を勉強するために東京へ行くことになったと報告する。手を離れることを残念がりながらも、さらなる道へ進むマリ子の背中を押す石井は、福岡を題材に一枚絵を描いてから東京へ行くようにと言う。一方その頃、千代(二木てるみ)は、はる(藤田弓子)からもらった晴れ着を着て、亡き父の部下である大和田(大門正明)という青年とお見合いをしていたが…。

石井先生のもとを訪れたマリ子は絵を本格的に勉強するために家族で上京するのだと話した。石井は東京行きには賛成だが、マリ子の画才が海のものか山のものかよく分からないので、もう少し自分のもとで手がけてみたかったと言う。引越し前にもう1枚、ふるさとの福岡を描かないかと提案され、笑顔で頷くマリ子。

 

そしてここにももう一人、新しく出発させられようとしている娘がおりました。

 

お千代ねえやは今日が見合いだとはるに晴れ着を用意されていた。

 

決めたとなるとすぐに実行するのが磯野はるだとご承知ください。

 

はるの夫の部下の村田が連れてきたのは大和田高男という青年。千代自ら晴れ着を着て、お茶を持ってきて、お茶を出した。磯野ワイヤーの社員でもある大和田はマリ子たちの父などから千代の事は丈夫で威勢がよくて働き者で正直で、何よりお嬢さん想いだと聞いていた。いい相手見つけたよね~。

 

千代は、はるに東京に来てほしいと言われたら文句を言わずに行かせてくれるですか?と質問した。

千代「どげんすっとね、大和田高男さん」

大和田「行かせるばい、田畑千代さん」

 

しかし、海岸で話をしていた千代は「どげんしても東京についていく覚悟ですけん、お見合いは奥様の気が済めば、そう思うて…」と断りの言葉を村田に投げた。

 

家で見合いをしたことをマリ子やマチ子に話す千代。お千代ねえやを見た相手の男は「ポーのガタガタばい」と語る。「あら~電車に乗ってどこか行ったとね?」というマチ子に「それは一目ぼれのことたい」と説明する千代。お見合いがうまくいったと聞かされ、マチ子は家族同然として暮らしてきたのに、男が出来たとなったら態度が急変したのが面白くない。

 

「なんぼ心ん中でうれしゅうても顔に出すな。まして口に出すなとうちは言いたいとです! それが人の情けであり、筋っちゅうもんです」。ぷんすかするマチ子がかわいい。

 

マリ子は姉らしく千代が嫁に行くのが寂しいんだろうとマチ子に指摘するが、お千代ねえやの敵討ちをする作戦を考えるからマリ子に出ていくように言う。

 

マリ子が千代を探して外に出ると、千代が鶏小屋の鶏たちに大和田高男はいい男だが、東京に行って苦労する家族を見放しておけないと苦しい心の内を話していた。断るしかなかったと話す千代の言葉を聞いたマリ子は、大和田に会いに行き、千代をどう思っているか聞いた。お見合いを断られたと言う大和田に「あなたはお千代ねえやを幸せにしてやる意志はありや? なしや?」と聞き、大和田を引き連れ家に帰った。

 

血は争えません。「善は急げ」とすぐに高男を連れて帰るなどマリ子にもやはりはるの血が確かに流れていましたが、それより一足早く…

 

マチ子は千代を鶏小屋に閉じ込めた。「お嫁に行かんというなら開けてやるよ」とドアの前に背中をつくマチ子。千代は泣きながら「開けてつかあっせ!」と言っているところにマリ子と大和田が現れ、マリ子はマチ子を追いかけ、外へ。大和田は鶏小屋から千代を救った。千代は泣きながら抱きついた。 

 

土間で土下座するマリ子とマチ子。板間に千代。座敷にはる。千代は結婚を決意し、ヨウ子のあやとりの相手をしていた大和田にマリ子が「おめでとう」を言いに行った。

 

「禍(わざわい)転じて福となす」。マチ子の敵討ちがお千代に結婚の決意をさせたのでした。

 

今日みたいな展開って割とよく「あぐり」でやってた勘違いから展開する物語とは違うのー? 今日のは絶賛、「あぐり」みたいなのはまたかよみたいな感じになるのがよく分からない。どちらも相手を思いやっての行動というのも共通してると思うんだけどな。「おしん」から続く再放送枠、私はみんな当たりです。