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ドラマの感想など

【ネタバレ】ミッドナイト・イン・パリ

2011年 アメリカ/スペイン

 

あらすじ

ハリウッドの脚本家で作家志望のギルは、婚約者と共に憧れの街パリを訪れる。ところがある夜、ギルはふとした偶然から1920年代の世界に迷い込む。そこには、ヘミングウェー、ピカソ、ダリなど、ギルが心酔する偉大な芸術家たちが…。ウディ・アレン監督が、現代からやってきた主人公を通して、20世紀を代表する芸術家たちが集う都・パリを美しくユーモラスに描き、アカデミー脚本賞を受賞したロマンチック・コメディー。

2021.7.29 NHK BSシネマ録画。今録画している作品の中で一番放映時間が短いものを選んだら、意外と最近の作品になりました。1時間35分。

 

パリの街並み。「結婚したらパリに住もう」という男と「アメリカ以外ありえない」という女性。男はギルという脚本家で、女はイネズという婚約者。イネズの両親は裕福で出張に便乗してギル達がついてきた。

 

両親と食事していると、イネズの友人ポールとキャロルに偶然出会い、翌日、4人で観光する。イネズの顔、なんとなく見たことあるな〜と思ったら、↓メアリーだった。好きな顔だな。

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イネズの友人達と過ごすのが嫌で一人別行動にしたギル。夜中12時の鐘が鳴ると、クラシックな車(古いプジョー)が近付いてきて、車に乗っている男女が乗れよと呼ぶ。人違いだと言いながら、ギルは車に乗り、パーティーへ。周りはクラシックなドレスの女性達がいて、出会ったスコットとゼルダ夫婦からジャン・コクトー主催のパーティーと聞かされた。ギルはなぜか1920年代のパリに来ていた。

 

夫婦とパーティーを抜け出し、バーへ。ヘミングウェイがいた。ヘミングウェイに小説を読んで欲しいと言うが、作家同士はライバルだとガートルード・スタインを紹介された。いつの間にか現代に戻ったギルは翌日、イネズに話すが当然信じてもらえない。

 

夜、イネズと街を歩く。昨日、古いプジョーが来た道端で待っていたが、直前にイネズは帰ってしまい、12時の鐘が鳴ると、またしても古いプジョーが現れ、ヘミングウェイが乗っていた。

 

ヘミングウェイはミス・スタインの元に連れて行ったが、ミス・スタインはピカソと口論中。ピカソの愛人アドリアナも一緒だった。ミス・スタインがギルの小説を読む間、アドリアナと話をする。ミス・スタインに連絡先を聞かれたが、こちらからまた伺いますと帰った。

 

昼間はイネズとイネズの母と家具屋巡り。古い蓄音機からこの間のパーティーで聴いた曲が流れた。美術館でピカソの絵を見たギルはイネズの友人達に解説を始めた。

 

また1920年代に行ったギルはアドリアナと会って大はしゃぎ。ピカソとケンカして一人だった。酔っ払ったヘミングウェイに邪魔されかかるもの静かに話せる場所に移動した。しかし、ゼルダが川に身投げしようとしたのを見て慌てて止めた。ゼルダの気を落ち着かせようと薬を渡したことでギルに婚約者がいることを知ったアドリアナは帰ってしまった。

 

その店で話しかけてきたのが、ダリ。ダリは友人のルイス・ブニュエルマン・レイを紹介した。ギルは思い切って未来から来たことと2人の女性の間で揺れてることを相談するとダリは未来から来たことをすんなり信じ、女性達への気持ちも自然なことだと言う。

 

イネズの父は毎晩出かけていくギルを怪しく思い、探偵をつけた。

 

ミス・スタインの家に行くと、ピカソが来ていて、ヘミングウェイとアドリアナがアフリカに行ったと聞かされた。ミス・スタインの批評も上の空。

 

ギルは昼間、この間の蓄音機の店で古いレコードを買い、古本屋で本を買い、以前ガイドをしてもらった女性に読んでもらった。

 

ギルがイネズのピアスにラッピングしてホテルの部屋から出ようとすると、イネズと両親が帰って来た。イネズはギルが手に持っていたプレゼントにめざとく気付く。イネズはピアスがなくなっているのをメイドのせいにしようとしたので、ギルが見つけたふりをして返した。

 

ミス・スタインからアドリアナが戻ったことを聞き、会いに行った。アドリアナと2人で歩き、キスをした。アドリアナにギルが買ったピアスをプレゼントすると、2人の前に1台の馬車が止まり、2人を乗せた。

 

アドリアナの好きなベル・エポック(1890年代)の時代に来ていた。ピカソが尊敬しているというロートレックを見つけたアドリアナは声をかけた。そこにはゴーギャンドガもやって来て、アドリアナがオートクチュールをやっているというと、バレエの衣装係をやらないかと誘う。

 

この時代に残りたいというアドリアナ。ギルは1920年代こそ黄金時代で、きっと今の時代に戻りたくなると必死に説得したが、アドリアナはそのままその時代に残ることを選択し、別れた。

 

ミス・スタインにギルの作品を読んで批評をしてもらえたが、作品を読んだヘミングウェイが婚約者の浮気を見抜けないのはおかしいと言われ、ギルがイネズを問い詰めるとポールと寝たことを認めた。ギルはこのままパリに残ると言い、イネズの両親も前々からギルのことをあまり気に入っておらず、あっさり別れた。

 

イネズの父親がギルにつけた探偵はベルサイユ宮殿に迷い込み、衛兵に追われてそのまま帰ってこなかった!?

 

夜のパリを歩いていると12時の鐘が鳴った。ギルの前に現れたのは、蓄音機を売っていた店の店員で、雨が降っても気にせず、ギルが常々イネズに語っていた「パリは雨が一番素敵」と同じ考えを持っていた。2人は傘もささずに歩いて行った。(終)

 

はぁ〜、面白かった。もっと歴史に詳しかったらねえ…。音楽もおしゃれで好き。こんなこと言っちゃなんだが、やっぱりウディ・アレン監督自身が出演しない作品の方が好き。↓これとか。

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ギル役のオーウェン・ウィルソンは1968年生まれと知ってびっくり。10年前の作品なら40歳過ぎてるけど、もっと若いんだと思って見てた。

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↑この映画では次男・リッチーの友人・人気作家のイーライとして出演の他、脚本や制作として関わっている多彩な人なのね。

 


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