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ドラマの感想など

【ネタバレ】ドラマ×マンガ「特攻兵の幸福食堂」

あらすじ

マンガ家の陽太(濱田岳)は、連載を打ち切られ窮地に立っていた。そんな中、先輩の海斗(津田健次郎)とふらりと入った居酒屋で、女将の栄子(草笛光子)から興味深い話を聞く。太平洋戦争中、栄子の家族は鹿児島県知覧で特攻隊員たちに食事を振る舞う食堂を切り盛りしていた、というのだ。「ぜひマンガにしたい」と、陽太は栄子に協力を依頼する。栄子が語るのは、これまで陽太が全く知らなかった特攻隊員たちの素顔だった。

崖っぷち漫画家の陽太と先輩の海斗が入った居酒屋「ちらん」。店内の壁には特攻隊員の写真が貼られていた。女将の栄子の母は戦争中、知覧で食堂を営んでいたという話を聞き、帰り際に草餅をもらった。

 

翌日店を訪れ、陽太は栄子から漫画にするために話を聞いた。ここから漫画と入り混じって展開。

 

草笛光子さんが女将の栄子さん。世津子さん〜! どうしてるんだろ〜?

 

卵どんぶりが好きな栄子の初恋の人、一条拓磨は飛行学校を卒業した2年後に顔を見せた。卵どんぶりを注文したが、鶏は栄養状態が悪く卵を産まず、卵どんぶりを食べられないまま店を出て行った一条は10日後、フィリピンから出撃した。

 

特攻隊員の気持ちが理解できない陽太は栄子の幼なじみで元特攻隊員の井田保に会いに行った。演じてる人、ちょっと若くないか?と思ったら草笛光子さんより10歳以上若い人だった。まあ超高齢の俳優さん探すの難しいかもしれないけどさ。ふと品川徹さんが浮かんだけど、それじゃ「その女、ジルバ」だった。

 

井田は当時はお国のためと言っていたが、大切な人のために志願した。1945年4月12日、井田は出撃の日、栄子の母が作った草餅をもらった。栄子は泣いていて来なかった。井田は機体の故障で引き返し、生き残った。

 

陽太は大切な人のために自分の命を犠牲にするなんてすごいですねと言うと、井田は「君は分からんのだな」と陽太に帰るように言った。その事を海斗に電話すると、その電話を聞いていた知覧の喫茶店の店員に特攻隊員に無知なことをたしなめられた。

 

東京に戻った陽太は栄子にもっと話を聞くことにした。陽太は漫画を描き、井田に送った。そして、東京に招待した。井田は特攻観音を拝み、陽太に話を聞かせてくれた。井田は生き残ったために、福岡の寮に集められ軟禁され、上官に責められた。もう一度出撃する日に終戦を迎えた。

 

井田と栄子は栄子の店で再会。栄子は特攻隊員の背中を押してしまったことを後悔していたが、井田は栄子たちの行動を非難しなかった。

 

戦争が終わり、特攻に関わるものは燃やさなくてはいけなくなった。栄子の店には井田が訪ねてきた。(終)

 

毎年こうして戦争特集のドラマを作っているのはNHKだけかもしれない。大きな意味もあるだろう…けど、やっぱり昔の作品をそのまま流すわけにはいかないのか? リアルに戦争を経験した世代の作った作品が見たいよ。 

peachredrum.hateblo.jp

これはなかなか衝撃的だった。