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【連続テレビ小説】あぐり (69)「でっかいお年玉」

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

昭和3年夏。あぐりは3か月の入院生活を終え、家に帰ってきていた。静養しないと、と隣のうめ(菅井きん)や春子(川俣しのぶ)がなんでもやってしまうので、退屈なあぐり。世津子(草笛光子)の店やチェリー(名取裕子)の美容室に顔を出すが、早く帰れと言われてしまう。あぐりは、軽い仕事ならやってもいい、と医者が言ったとうそをついて美容室で働くが、世津子にそんなはずはない、と言われたチェリーは、あぐりを追い返す。

昭和3年(1928)夏

あぐりは3か月の入院生活を終え、家に帰ってきた。洗濯を干そうとするとうめが、スイカを切ろうとすると春子が手を出してくるのであぐりは退屈していた。淳之介は岡山、エイスケは不在。

 

洗濯物は干すより洗う方が大変そうだけどね。この間、「プロジェクトX」の再放送で見たばかり。洗濯機を開発して営業をかけても量販店の店員が「女が洗濯しないで何するの?」とあまりいい顔をしなかったとか。誰かが楽をする、得をするみたいなのを許せないという人が男女問わず一定数いるんだねー。洗濯機は発売されると女性から感謝の手紙がたくさん届いたそうです。

 

退屈なあぐりは世津子の店に顔を出すが、ここでも追い返され、チェリーの店に顔を出し、働き始めた。

 

チェリーがマネキンのクラブを作ると言ってたけど、山野千枝子さんが「日本マネキン倶楽部」を設立したのは昭和4(1929)年3月4日だそうです。設立に向けて忙しくしている時期かな?

chinchiko.blog.ss-blog.jp

マネキン・ガールの条件としては「先ずスラリとして丈け低からず、目鼻立ちの整ったと云えば、非常に六ツ敷く考えられますが、いわば容姿が美しければ美しい程いい訳です。言葉に地方訛があってはいけません。舞踊だとか茶の湯などの心得があれば尚申分ない訳です」

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六ツ敷く=難しい…なるほど。

 

肋膜炎の療養期間は1年。病人だからそのまま岡山に行くのもしんどかっただろうけど、淳之介と一緒に岡山で過ごせたらよかったんだろうね。

 

夕方、家に帰ると「どこに行ってたの?」とうめと春子に声をかけられ、夕食をごちそうになるあぐりだった。

 

翌日、朝から美容院で働き始めた。それにしても田中美里さんすらりとスタイルがいいからあの時代のファッションがすごく似合う。チェリーには「お医者様から軽い仕事ならいい」と許可を得たように言った。

 

チェリーは世津子の店であぐりの事を聞いた。そんなはずない、療養期間1年というのを聞き、弟子たちを集めて話をした。

 

翌朝、あぐりが出勤してくると、弟子たちは完全にあぐりを無視した。あぐりは構わずみんなに声をかけるが、それでも無視されしょんぼり。

 

あぐりはチェリーに「ここは戦いの場で暇つぶしの場ではない。しっかり病気を治してからいらっしゃい」と言われ、やっと帰るが、チェリーが心を鬼にした優しさより自分は必要とされてないという方向に考えてしまっていた。

 

こんな時に帰ってくるのはエイスケさんで、チェリーたちの考えを理解し、芝居をしていたんだと教えてくれた。「人間一人で生きてると思ったら大間違いだよ」。二人で縁側で線香花火。

 

ドラマを楽しむにはツイッターを見なければいいんだ!!(決意)