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ドラマの感想など

【ネタバレ】引き裂かれたカーテン

1966年 アメリ

 

あらすじ

ポール・ニューマンジュリー・アンドリュースの2大スターが共演、巨匠アルフレッド・ヒッチコック監督の50作目となった作品。東西冷戦下、核ミサイル“ガンマ5”の設計にかかわる重要な方程式を探りだすため、アメリカの物理学者マイケルは亡命を装って東ベルリンに潜入する。何も知らされていなかった婚約者のサラは、マイケルを追うが…。ヒッチコック監督ならではのスリリングな演出が魅力的なスパイ・サスペンス。

2020.6.24 BSシネマ。最近も毎週水曜日にヒッチコック映画をやってるけど、まだ1年前のが残ってた。

 

物理学者のマイケル・アームストロングと婚約者・サラがホテルのベッドでイチャイチャしているとホテルマンから電報が届いていると渡された。“本が届いています エルモ書店 コペンハーゲン”文章を読んで人違いだとチップを渡して追い返したが、受付?でその電報を再度受け取り、“了解した。明日9時 ホテル・グングルテールに着く”と返信した。

 

サラがマイケル宛の電話を受けて本を受け取りに行くと部屋を出た。シャワーを浴びていたマイケルは慌てて飛び出すが、サラは出かけてしまった。ロビーで出くわしたマンフレッド教授が道案内してくれてエルモ書店に行き、本を受け取る。本を受け取ったマイケルは、鍵を閉めて中身を確認。指定されたページを読み、“πと接触”とメモを取った。

 

様子がおかしいことをサラが言うと、ストックホルムに行くと言い出した。同行したいと言っても「無理だ」と本に目を落としたまま返した。

 

サラはフロントで次のニューヨーク便の時間を聞いた。そしてマイケルが乗る便についても尋ねると、東ベルリン行きの飛行機に乗ると知らされ、マイケルには黙って東ベルリン行きの飛行機に乗った。サラを同じ飛行機で見つけたマイケルの二度見が面白かった。

 

サラに気付いたマイケルは次の便で引き返せと怖い顔で話しかけてきた。飛行機を降りる際にはマンフレッド教授もいた。マイケルが飛行機を降りると多くの取材陣に歓迎されていた。

 

ゲルハルト保安長官はサラをどうするかマイケルに聞いた。マイケルはサラが自分で決めろと言い、明日までの猶予をもらった。

 

マイケルは核兵器の防御兵器を開発し、核戦争の恐怖を消すと取材陣の前で語った。ホテルに入り、サラに明日帰るように言ったが、国への裏切り行為だと責めた。

 

翌朝“散歩に行く 帰国しろ”という置き手紙を残し、マイケルはいなくなっていた。ホテルを出てバスに乗り、ベルリン美術館へ向かう。バイクに乗った男が後をつけてる!? 裏口から出てタクシーに乗って農園へ。出てきた女性にしゃべらず地面にに“π”と書いて見せた。女性の指差す先にトラクターに乗った男がいた。

 

その男と少し話して別れたが、農園の前に東ベルリンについてからマイケルについていた英語の話せるグロメクという男が立っていた。マイケルをスパイと罵り、襲いかかってきたが、その場にいた女性がもみ合っているグロメクを刺し、オーブン?に火をつけて、そこにグロメクの頭を突っ込んで…おお…こういう話? そこを映さないからいいけど。女性は英語が話せなかったが、血のついたジャケットを脱がせ、血のついた手を洗った。

 

ホテルに戻るとサラが助手として残ると決めていた。ゲルハルトはグロメクがいなくなったことを不審がっていた。

 

ライプチヒ大学に行くと、マイケルが何者かに足を引っ掛けられて階段から落ちた。医務室にいたのはコスカという女医で、マイケルと話をするため足を引っ掛けた。スパイ仲間?

 

グロメク行方不明の新聞記事を読んだタクシー運転手はマイケルを農園まで乗せた運転手で、ゲルハルトに報告していた。

 

マイケルは農園に行ったか聞かれ、グロメクに会ったか聞かれた。農園へは親類に会いに行ったが、グロメクには会ってないと言った。教授会の審査は中止。

 

サラを入室させ、ガンマ5について質問した。答えられないと部屋を飛び出したサラはマイケルと言い合いになったが、遠目に映っていて何を話してるかはわからない。しかし、サラの表情が変わりマイケルの言葉に感動していた。マイケル何を吹き込んだ?

 

教授達とのパーティー? コスカ女医とダンスしながら脱出のことを話した。マイケルはサラには本当のことを言ったというが本当か!?

 

翌日、コスカ女医と10時の約束をして、リント教授と9時半の約束をして、マイケルはリント教授の元へ、コスカ女医の元にはサラが来ていた。それにしてもリント教授のメガネってつるがなくて鼻当てだけでかけられてるのがすごい。鼻が高いと成せる技なのか!?

 

リント教授と数式対決!? これがガンマ5ってやつなの? マイケルはあたかも実験が成功したかのようにハッタリをいい、リント教授から数式を引き出した。はめられたと分かったリント教授にここを動くな!と言っていたのに、マイケルはサラ達と合流して外に出て、組織のバスに乗った。バスは警察に追われ、検問で警官が乗り込んだが、なんとか難を逃れた。

 

またしても検問に遭遇したが、脱走兵の盗賊だった。本物の軍隊が来て護衛してくれたが、組織のバスだとバレないように路線バスのフリをして走っていたが、本物の路線バスがすぐ後ろを走っていてバレた。マイケルとサラを降ろし、他の乗客もバスから降りて散り散りに逃げた。

 

郵便局をさがしていると、ポーランド人のクチンスカ伯爵夫人がマイケルと知って話しかけてきてビザの保証人になって欲しいと言ってきた。成り行き上、助けることにすると郵便局まで連れて行ってくれた。

 

列に横入りし、周りの人に「この方達は外国の方なのよ」と言いふらした。郵便局のアルバートから旅行代理店に行けというメモをもらうが、警官に追われていると農場で出会った男に再会。警官なの??? 何が何やらになってる。しかし、バレエ団の荷物に紛れてスウェーデンに行けという指示を得た。

 

バレエ鑑賞をしていたマイケルとサラだが、バレエダンサーがマイケル達に気付いた。警官達が客席へ。警官? 軍人? もー分からん!

 

ゲルハルトも会場入りし、マイケルは「火事だ!!」と声を出し、客は一斉に外に出ようとした。マイケルとサラは何とか外に出ることができ、組織の人?に促され、それぞれふたつきの大きなカゴに入った。船は港に到着。怪しむ夫人がいたが、海に飛び込んでいて無事だった。

 

マイケルを追いかけてきた記者はマイケルとサラが暖をとっていた控室まで追いかけてきたが、毛布を頭までかぶって隠れて、毛布の中、二人で笑い合った。(終)

 

マイケルは東ベルリンに渡り、アメリカの情報を渡すふりをしてリント教授から数式を聞き出すという二重スパイの話だったのね。グロメク殺さなくてもよくない!? サラも裏切る展開かと思ったらそんなことはなかった。リント教授は無事だったのか? マイケルに関わって酷い目にあった人々のお話でした。 

 


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