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【連続テレビ小説】澪つくし(156)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

久兵衛津川雅彦)たちが、入兆の庭の畑で採れた芋をふかして食べていると、かをる(沢口靖子)が来て、紀之が戦死した、と知らせる。特攻隊だった紀之は、遺骨も無い。かをるは弔問に訪れた真鍋家で、ハマ(根岸季衣)の悲しみを受け止める。七月十九日の夜、銚子に空襲警報が出て、かをるたちは防空壕に逃げ込む。かをるは、久兵衛とるい(加賀まりこ)と、今までのこと、これからのことを語り合っていると空襲が始まり…。

本来なら土曜日放送回。

 

武家では惣吉がびしっと制服を着て(海軍?)、家族に別れの挨拶をしていた。

ja.wikipedia.org

ネクタイ姿が珍しい。

 

とねはとうとう再婚しなかったねと惣吉に言い、「何か思い残すことはないのかい? かをるさんに伝える事があったら母さん聞いとく」と、かをるさんに伝えようとしてるんだからすごい。惣吉は正直に2月に偶然高神でかをるに会った、いろいろ話したから思い残すことはねえと言った。

 

昭和20年3月 惣吉は鹿児島から南西諸島へ出発した。目的は軍事物資の輸送である。

4月 沖縄本島に米軍上陸。

5月 ドイツは連合軍に無条件降伏。

6月 沖縄守備隊が全滅。

この間B29による本土空襲は間断なく続けられた。

 

入兆には清次が訪ねてきた。庭で芋掘りをしていた久兵衛とるい。室内に入って芋を食べながら話す久兵衛はまだ日本の勝利を信じていた。米軍が君ヶ浜か九十九里に上陸するという噂があったんだね。

 

清次は兵隊が満足な武器もなくわらじ履きなのを目撃した。「徳川家康の時代とちゃうのやぞ」と久兵衛は笑っていたけど、それだけ物資が不足していたということか。

 

そこにかをるがやってきて、紀之の戦死を知らせた。特攻隊として鹿児島上空でB29に体当たりした。

 

かをるは真鍋家に弔問に訪れた。「遺骨も何もねえんだから」と真鍋は泣いていた。かわいがられていたんだね。「あの子が犬死にしたて思いたないもん」と気丈なハマだったが、かをるが泣きながら抱きついたのを受けて、ハマも涙を流した。ハマさん…

 

かをるは昭和彦に「銚子にも艦砲射撃があるかもしれないからなるべく遠くへは行かない事。敵が上陸してきても絶対に慌てない事。利根川沿いに北へ北へと逃げる事」と言い聞かせた。

 

「お父さん戦死したのかな?」とどっちか(双子といっても微妙に違いがあるので、どっちかが単独で呼ばれればどっちか分かるのにな)が聞いたけど、セブ島はヤバいと巷で評判になってたのか梅木が戦死前提なのはなぜ? 

 

銚子市民にとって地獄絵さながらの悲劇を生んだ7月19日の夜、空襲警報が出たのは10時50分であった。

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防空壕の中で久兵衛は「この夏は忙しぞ。創業300年の記念式典やらないかん」と言い出した。「無理でしょう、このご時世じゃ」とるいは言うが、「わしはご先祖さんに義理がある。何しろ300年やよってな。お祝いはせないかん」と返した。

 

かをるはなんとかしましょうと久兵衛に同調し、るいは「英一郎さんが帰ってらっしゃる時までお赤飯は取っておきましょう」というのだが、久兵衛は梅木も英一郎も律子も帰ってこないと言い出し、長男の昭彦を立派に育て上げて12代目を継がせるよう、かをるに言った。久兵衛もるいもお互い長生きしようなんて言い合ってたけど…

 

かをるは両親の仲の良さをうらやましく思った。梅木は生き延びているだろうか。再び会う日が来るだろうか。

 

しかしかをるの両親とて、千代さんの寛大さと早くに亡くなったことで成り立った幸せと言えるしな…

 

爆撃が始まり、防空壕から外を見た久兵衛は「工場が燃えてる!」と飛び出していき、「誰ぞ消してくれ!」「仕込み蔵が!」と走り出して爆撃に遭った(えー!!)。それを見たるいまで飛び出して爆撃に(えー!!)。

 

機銃掃射で醤油樽に穴が開き、醤油が流れ出るのを目の前で見ていた久兵衛は必死に手を伸ばした。

 

明日も午後7時から「澪つくし」をお楽しみください、じゃないよー! これを土曜日に見てもそれはそれでつらいか(-_-;) 東京制作の朝ドラなら半年で大体156回で最終回が多いけど、あと6回。

 

あぐり」も公式ページができていた。「あぐり」もまたほぼ同じ時代を辿るんだね。

www.nhk.jp