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【ネタバレ】日曜劇場#87 カラス係長奮闘記 密猟(脚本/金子成人)

1990年11月18日 TBS

 

あらすじ

役場の保健衛生係長である邦夫(佐藤B作)のもとに、雑誌の記者が訪れる。エゾシカの食害について取材をするためだ。雑誌記者と意見の相違で仲違いし、心を痛めた邦夫だったが、そんな時に畑で事件が起きる。農家の女性(佐々木すみ江)が小麦畑を荒らすシカを撃って警察に逮捕されたのだ…

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池田町のケーブルテレビで保健衛生係長の邦夫がスズメバチの巣を外さないように呼びかけていた。サラッと言ってたけど、今年スズメバチで2名亡くなったとか言ってる!

 

家で肉を食べていた邦夫は妻・サトコ(市毛良枝さん)にそれが鹿の肉で冷凍でないことを知ると密猟を疑った。義父(梅津栄さん)に尋ねると、もらった、と。

 

義父から聞いた農家の女性・ヨネ(佐々木すみ江さん)に聞くが、輸入ものだとか目の前でバッタリ倒れたとかハッキリ答えない。11月15日から1月15日の2ヶ月以外は密猟。

 

東京の雑誌社から取材に来た石本(寺泉憲さん)が来て、邦夫に同行した。うーん、水橋はやっぱりカッコいい。

 

サトコの実家はホテルをやっていて、ホテルが忙しいから義父から手伝って欲しいと言われたが、邦夫はいい顔をしない。サトコがお願いしてようやく承諾を得た。婿養子なのに偉そうだな。

 

石本は帯広の新聞社にいたため、義父や妻とも顔見知りだった。妻が石本さんをよろしくなどと言ったせいで「なんで石本側に立つんだ」とネチネチ言い始める邦夫。

 

鹿の食害について農家の人々に怒鳴り込まれたり、石本には「動物好きじゃないでしょ」と言われたり、板挟み状態の邦夫。

 

鹿に畑を荒らされて怒るヨネは、夫が遺した猟銃を邦夫に見せた。鹿が嫌がるという石けんを吊るしたり、カカシを置いたりしてなんとか鹿対策をする。

 

客に問い詰められた義父は、フラッとホテルを飛び出して邦夫の家に来て、サトコに女将になって欲しいと頭を下げた。客さばきがうまい、この能力を家庭に埋もれさせるのはもったいないというが、邦夫の仕事が忙しいからダメだという。なら役場辞めてホテルを手伝え! 婿養子やめる! なら離婚だ!とケンカになった。

 

そんな中、ヨネが鹿を撃って逮捕されたという知らせが入った。それを石本が撮影して通報したと聞き、邦夫は石本を殴った。

 

動物愛護というがキツネや鹿みたいに見た目のかわいい動物には守れと言うのに、スズメバチやカラスには言わない。鹿を守れと言うが、ヨネの生活を守ってくれる人はいない。真冬のエサがないときにキツネや鹿にエサをやりに来た人はいない。

 

寺泉さんはカッコいいけど、インテリ嫌味なライバル役みたいなのが多かったのかな。

 

バーで飲んだくれてる邦夫にサトコが迎えに来た。石本に「動物好きじゃないでしょ」と言われたけど、好き好んで鹿や熊の駆除をしているわけではない。動物が好きだという邦夫。わかってるというサトコは仲良く帰った。

 

翌朝から熊が出たという知らせに走り回る邦夫だった。(終)

 

うーむ、難しい問題だ。石本みたいに外からならいくらでも無責任なこと言えるもんね。それとは別に邦夫のネチネチの嫉妬深い性格が気になった。結局サトコはホテルで働けるのかな?

 

池田町と帯広は近いんだね。