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ドラマの感想など

【ネタバレ】日曜劇場#67 愛、風のように(脚本/金子成人)

1986年7月27日 TBS

 

あらすじ

北海道の乗馬クラブに、ある日、都会風の女性客(中田喜子)が訪れる。彼女は、土まみれになって馬の世話をする一人の牧夫(柴俊夫)に声をかける。 東京の雑誌社で編集者として働いていた彼女は、傷ついた心を抱えながら別れた元夫のもとを訊ねたのだった…。

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男性社員と同じように残業してきた!と上司に食ってかかる女性・ミヤコ。少しして戻ると「あれじゃ亭主に逃げられるよ」と同僚達が笑っていた。

 

千葉ファームという乗馬クラブを目指していたミヤコはだいぶ手前の停留所で降りてしまい、養豚場の荷台に子豚と一緒に乗せられてきた。

 

「君、豚好きだった?」と今は乗馬クラブで働く元夫・トオルに聞かれ、ビンタ。取材と称して、泊まりに来たのだった。ここは東京からの観光客も多いのかな? トオルの同僚が布施博さん。

 

翌日、乗馬体験をしたり、トオルの働く様を見ていた。トオルとミヤコは都会の共働き夫婦だった。しかし、海外勤務についてきてくれず、仕事に夢中のミヤコにトオルは仕事を辞め、北海道に帰るからついてきて欲しいと言うが、ミヤコは断った。

 

牧場はトオルの実家ではない。トオルを気にしている若い女性の同僚は「馬が好きでないのなら帰って欲しい。骨休めなら温泉にでも行けばいい」とミヤコに言った。

 

トオルとミヤコが話をした。仕事が楽しくて子供が欲しいと言ったトオルを拒んだミヤコ。私、仕事しちゃいけなかったの? 間違ってた?と問うが、こういうことに間違ってるとか間違ってないとかないと答えた。

 

2年間、エジプトに海外勤務していたトオルは帰国してあくせく働く日本に嫌気がさしてしまった。ミヤコはそういうトオルに逃げるのか? 闘いをやめるのか?とか言ってたもんねえ。

 

自分の母親のようになりたくなくて男の中に入って対等に働くべき!と思って働いていたが、担当を外された。母を亡くしてから、父は母がいたからわがままできたと言った。

 

会社には乗馬クラブの連絡先も教えてきたのに連絡もないと悔しがったミヤコ。あなたが申し訳なく思うことはないとミヤコが言い、抱き合う二人。そして砂浜で抱き合い、キス。んー結構激しい。

 

それを遠くから見ていたトオルの同僚女性は前から言い寄られていた同僚男の誘いに乗った。

 

その日の夜、編集長から仕事の電話が来た。明日の朝帰るというミヤコにまた来るか?というトオル。逃げるところじゃなく帰るところができたとお礼をいうミヤコ。

 

翌日、タクシーに乗るミヤコにトオルが馬に乗って見送りに来た。ミヤコはトオルに手を振り去って行った。(終)

 

1986年で「はね駒」放送の時期と同じで、幼い頃ならこんなキーキー言うから男の同僚に嫌われちゃうんだよと思ってただろうけど、そうならざるを得なかったんだろうな。

 

こうやって女性のいる場所を闘って作ってきたんだな〜。