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ドラマの感想など

【ネタバレ】日曜劇場#55 まま・あい・らぶ・ゆー(脚本/内館牧子)

1991年4月21日 TBS

 

あらすじ

4月から函館の養護施設で保母として働くことになった礼子(富田靖子)は、毎日幼子たちの身の回りの世話に追われ、すっかり疲れ切っていた。礼子はさらに、ホームにやってくる充(高橋壱岐)という子の担当をすることに。充は礼子に会うなり、いきなり礼子の胸に手を入れた。すっかり気が動転した礼子を園長(高木孔美子)は「このような施設の保母はケースマザー、母親なのよ」と厳しくも優しく諭した。そんなとき、子供たちが楽しみにしている一日里親の日がやってきた。その日は保母にも外泊の許可が出る。礼子は直樹(大鶴義丹)からデートに誘われていた。直樹は礼子にプロポーズする気だったが…。

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まず富田靖子さんがかわいい。

 

税込13万円の給料で〜というセリフで、お、消費税だ! テロップが横書きなのも現代的だね。礼子は保母志望だが、全て落ちて仕方なく?養護施設で働いている。

 

久しぶりに東京に住む恋人や仲間と会う日だが、新入りの子が来る日でその子を待っていた。園長が連れてきた男の子・充は会うなり礼子の胸を触り、礼子は驚いて突き飛ばしてしまった。充は大沼駅にへその緒がついたまま捨てられたから、名字が大沼。

礼子の恋人・直樹は大鶴義丹さん。仲間達もとにかくバブリー! あの映画観たとかエアロビクス始めたとか仲間達の会話についていけない。直樹には「そんな仕事辞めろよ。もっと楽しい仕事しろよ」と言われた。ここのシーンだけトレンディドラマ。

 

養護施設では母親代わりとして過ごすため、保母が休みのときは一日預かってくれる人がいてそれぞれ過ごす。

 

しかし、休日、充を預かってくれる一日里親が急遽キャンセルしてしまい、やむなく充を実家の両親(すまけいさん、真屋順子さん)に預けて直樹とデートに出かけた。普段化粧っけのない生活なので、やたらと「私ってダサくない?」と聞きまくる礼子。

 

充は全くしゃべらない子で礼子の両親も持て余してしまった。充はひとり家を飛び出し、礼子のもとへ向かった。充と帰ろうとすると直樹が止めた。この歳で母親がわりしてるから老けた、暗いとなじる。ペラッペラの男だな。

 

ケースマザーとか白衣の天使とか言われて安くこき使われて自分に酔ってるだけと言われるが、礼子は充を連れて店を出た。家に帰り、心配していた両親と外に食事に行き、函館の夜景を見ながら「お母さんこの明かりの下にいるよ」とか「大きくなったら探せよ」とか両親が充に言う。

 

翌朝、礼子の父は手作りの名前入り凧(イカの形だけど)を充に渡す。言葉は発しないが笑顔になる充。礼子から凧が子供達の間で取り合いになったと聞かされた父は、嬉しくて凧を作り始めた。けんか別れになった直樹が東京行きをやめて、礼子の実家に向かうと父から凧作りを手伝わされ、施設に行き、子供達に凧を渡した。

 

礼子は直樹の実家に電話して、直樹の母から直樹がプロポーズするつもりだったと聞かされた。礼子から「プロポーズするんじゃなかったの?」と言い、直樹から「したいときでいいよ」と仲直りしてたけど、やめとけよ、そんな奴ぅ〜って思っちゃう。

 

高く上がる凧を見つめる礼子と直樹だった。(終)

 

大鶴義丹さんといえばバブルの頃にトレンディドラマで優しくて優柔不断な役をやっていた印象があります…が、トレンディドラマが嫌いなひねくれた子供だったので、それほど見てないです。

 

ホームドラマなんてダセえという時代に作られたせいかバブリーな若者が出てきて場違い。やっぱり80年代くらいが限界だ。バブリーな空気が苦手。

協力 遺愛幼稚園