1980年12月18日 テレ朝
あらすじ
大学教授・沢口(中野誠也)の愛人・夏子(野平ゆき)が殺された。無実を訴える沢口は学生時代の友人で弁護士の八尾(高橋悦史)に弁護を頼んだ。しかし、状況は沢口には不利で、唯一のアリバイは妻・江里子(宮下順子)の証言だけだった…。
大学の研究室で働く沢口と同じ職場の夏子は不倫中。夏子は沢口の子供を産むと言い張る。沢口は妻・江里子と別れようと考え始めた。沢口教授の娘に婿養子に入ったが、教授になりたかったための打算の結婚だった。あーあ、またこういう身勝手な奴だよ。
夏子が無断欠勤したため、沢口がマンションを見に行くと夏子は死んでいた。夏子は妊娠していたし、沢口の指紋や体液が出てきたことで不倫相手の沢口が逮捕されるが、その日は出かけず家にいて妻も一緒にいた。しかし、身内のため証言が弱い。
妻役の人はこのシリーズの常連かよくでるねぇ。
沢口の弁護をすることになったのは沢口の友人の八尾。高橋悦史さんは「おしん」を見て以来好きになったので違う作品が見られるなんて嬉しい。沢口の取り調べをしていたのは、まだ髪がフサフサの大地康雄さんともう一人見たことあるなぁと思ったら、 おしんを売り飛ばそうとしてた勝次だ〜(江幡高志さん)。
裁判が進み、江里子は離婚したいと考えていたが、夫のアリバイを証言してくれた。もう一人、検事側の証人で沢口の同僚教授の証言があり、事件当日、沢口の妻と21時から23時頃まで会っていたと言われてしまった。
ますます不利になる沢口の状況。沢口と夏子の職場にはノリコという事務員がいたが、江里子の妹で夏子とは高校の先輩後輩でもあった。
6年前、ノリコが高校3年の夏、3人の男に性的暴行を受けるが、それを目撃して助けたのは夏子でその後、一緒に暮らしていた。暴行犯の3人はその後、次々交通事故で亡くなった。その事実をつかんだ八尾がノリコを新たな証人とした。
ノリコは姉の江里子と声が似ていることを利用して、沢口に声をかけてコーヒーを出した。沢口が声をかけても振り向かないことを知った上でのアリバイ作りだった。
暴行犯がここ1、2年のうちに不審死したのはノリコの犯行で江里子や夏子にアリバイ証言をしてもらっていた。夏子を殺したのはノリコを裏切って沢口と不倫したから。ノリコは夏子が好きだった?! ノリコを庇う江里子が傍聴席から自分がやったと叫ぶが、ノリコは大声で泣き出してしまった。
沢口は無罪となるが、帰る家もないし、大学にも戻れない。自業自得だと八尾に言われる。ホントホント。
江里子とノリコは手錠をかけられ、護送車に乗る。江里子がノリコの手を握った。車が走り出すとき、江里子は沢口を睨みつけながら去って行った。(終)
何となく女優さんでこの人お色気要員かぁ〜?とか予測できるようになったのが悲しい。なんでもないシーンで事務員なのに薄手のブラウスでブラが透けてるなと思ったら、ノリコの暴行シーンがあって。ノリコ役の結城しのぶさんすごくきれいな人だな〜。
江里子とノリコが共謀して夏子を殺して、沢口が逮捕される。沢口のアリバイは江里子がするが証言が弱いという理由で、そのまま沢口が犯人になればそれはそれでいいし、江里子やノリコが犯人にならなけりゃそれでいいみたいな? イヤイヤ、単に沢口じゃなく江里子のアリバイ作りか。
でも裁判で暗にノリコの事件が傍聴人に知られるのはちょっと酷くない??