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【連続テレビ小説】はね駒(147)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

りん(斉藤由貴)の兄・嘉助が日露戦争の戦地で残したノートを、編集長の津村(地井武男)は、なぐり書きのまま新聞記事に転載すると言う。その方が戦争の切迫感が出るというのだ。そんななか、りんが募集していた「女性と職業」欄への投書がついに届く。「女性が働くとなぜ冷たい目で見られるのか」りんは感動して源造(渡辺謙)に報告するが、源造は活動写真の資料本を読むのに夢中で…。

 

編集部。嘉助の手記をそのまま新聞に転載することになった。編集長曰く「戦場の切迫感がそのまま感じられていい」。一方、りんの企画した「女性と職業」にもやっと投書が来た。

 

投書が来たこと、その内容について、夫婦の部屋でりんが嬉しそうに源造に語るのだが、源造は本に夢中で聞いていない。嘉助の仕事に立ち入るのは悪いと控えていた活動写真だが、今回、嘉助のこともあって活動写真の面白さに夢中になり本を注文して研究中。似たもの夫婦なのにりんばかり悪く言われるのなんだかなぁ。

 

りんは源造に話を聞いてもらえず、やえの針仕事、弘次郎のコーヒー豆の選別中にお邪魔して自分の話をする。

「女が外で働くことを罪悪のように考えるっていうのはどう考えてもおかしいと思うのよ、ね?」

「ほだほだ。ほのとおりだ。なぇ? おとっつぁん」

「うん、まあ…そうだろう」

女性の社会進出について熱く語るりん。

「まだ言うのかぇ? ほのとおりだなぇ おとっつあん」

「いちいちこっちに鉢を回すな」

とこちらも生返事なのに、りんは話を聞いてもらったことに満足して去って行った。話を聞いてもらえないりんは、かわいそうに思われないんだね。部屋に戻ってくると源造は夢の中。

 

弘次郎の店を訪れていた源造は、嘉助が撮った戦争の実写が大盛況だったことを報告した。劇場を覗いたり、コーヒーを飲みにきたり、結構余裕あるよな。みどりと大吉は事務所にいたというけど、何かしてるのかな? これから活動写真全盛の時代が必ず来るとなにか考えている様子の源造だが、そこにりんが編集部の同僚と店に来た。

 

内田、北村、三島とテーブルで向かい合って、日英同盟日露戦争に批判的な論文を掲げた編集長について、我が社の存亡にかかわるとか編集長を守ろうとか編集部員との話し合いに夢中になっているりんを複雑そうな顔で見ながら、そっと店を出ていく源造だった。

 

源造さんは、りんが跳ねてるところが好きだというけど、ああやって男の中で男と同等に話してるのを見るのはあんまり好きじゃない? 夫婦で同じ仕事やればいいのにと思うんだけど、それは実際のモデルの人たちもそうじゃないからねぇ。

 

自営業者の妻だって、「シャツの店」の妻みたいに自分一人でもシャツは作れるのに、いつまで経っても”手伝い”扱いなのを嫌がってたね。あの話だとちゃんと専従者給与をもらってたかも怪しいし。食事の時間になれば作業も中断してそちら優先しなくちゃならなくなるし。 

peachredrum.hateblo.jp

 

りんも源造も仕事が忙しく、弘は反抗期かりんに対してしゃべらなくなってしまった。朝学校に行くときも「行ってまいります」というものの、様子がおかしい。

 

連日、源造だって同じようなことしてるのにりんばかり責められるのを見るのが嫌になって来たよ。

 

今まで完走してきた朝ドラだと終盤はヒロインも年を取り、人生のまとめに向かうような感じが多かった(「あまちゃん」除く)。ヒロインの子供がヒロインっぽい役割を果たしたり。

 

だけど、「はね駒」の場合、終盤に来てもヒロインはまだ20代で子供も小さくてまだまだ未熟な感じが逆にどう終わるんだろう?!