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【連続テレビ小説】はね駒(146)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

従軍牧師だった中河鶴次(矢崎滋)が戦地から帰国。りん(斉藤由貴)の兄・嘉助(柳沢慎吾)と旅順の近くで会ったと言う。駆けつけた妻のみどり(美保純)を前に、鶴次は嘉助の死を告げ、遺品のフィルムとノートを渡す。源造(渡辺謙)はりんに、嘉助のフィルムを現像し、上映会を開こう、と提案。りんが編集長・津村(地井武男)に相談すると、津村はこのノートは、日露戦争を庶民の目で見た貴重な記録だと評価し…。

 

オープニングで、嘉助の名前発見。

 

みどりも来て、鶴次先生の報告を聞く。「旅順の近くで従軍牧師や従軍の僧侶が戦没者の礼を弔っておりますところを、やはり従軍の写真班が写真に収めておりまして。そこへ活動写真班もやってまいりまして」

 

みどりは嬉しそうに嘉助のことを聞く。鶴次先生は嘉助が生き生きしていたことや元気だったことを話してくれた。

 

その話を聞いたみどりが嘉助のために半てんを縫ったことをやえに言う。そして今、嘉助はどこにいるか鶴次先生に問う。「嘉助さんは神に召されて今安らかに天国にいらっしゃいますよ」と嘉助が撮影したフィルムとノートを差し出した。

 

弘次郎ややえがお礼を言い、みどりもフィルムを抱きしめて「こんなになっちゃって…」とようやく現実を受け入れ、やえに半てんを着せて、そのまま背中に抱きついて泣いた。あんなお気楽キャラがこんな最期…(:_;)

 

源造とりんも落ち込んでいた。源造は「あのフィルムを現像して兄さんが望んでいたようにどこかの劇場で映して大勢の人に見てもらうんだ」と提案した。

 

フィルムとノートを持って編集長に相談するりん。編集長は嘉助のノートを気に入り、「そのまま記事にちょうだいしていいね?」とりんに聞いた。「兄も義姉も父も母も私の主人もみんなどんなに喜ぶでしょう! もちろん私も!」とりんは感激した様子だった。

 

編集長の口利きと源造の奔走で嘉助の遺品フィルムは活動写真として劇場にかけられることになった。試写の日、家族で見る。


[明治37年8月] No.KG-0061「日露戦争 旅順攻囲戦」

見づらいですが、同じような映像があったかも?

 

兵隊たちが映る中、りんが映像を止めさせた。巻き戻してみると、活動写真班の面々が一瞬映っており、その画面の中心に嘉助がいた。当時のフィルムは簡単に巻き戻したり一時停止はできなかったみたいだけど。

 

りんは自らいれたコーヒーを源造に出した。「うみゃあ」珍しい源造の名古屋弁。「そう? いがった」と答えるりん。久しぶりに夫婦で一つのことに力を合わせてやったと源造が語り、りんは自分のことばっかりでと謝るけど、源造も「お互い様だ」と言ってたけど、ほんとそうよ。源造だって自分の話したいこと話してることもあるよ。なんでいつもりんだけ悪いみたいに言われるんだよ。

 

「いい兄さんだったね」と言った源造は、りんに見せないように涙をこらえて鉛筆を削っていた。源造さんは結構嘉助に親しみを持っていたんだね。

 

鶴次先生の役回りも辛いね。