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ドラマの感想など

【連続テレビ小説】はね駒(89)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

りん(斉藤由貴)は、母・やえ(樹木希林)、祖母・こと(丹阿弥谷津子)と仕立物をしていた。ところが、ことが足袋を右足用ばかり作ってしまう。最近年齢のせいか、ことの様子がおかしいと心配するやえ。そこへ小野寺源造(渡辺謙)が、りんを元気づけようと芝居見物に誘いにやってくる。観劇後も浮かぬ顔のりんに、源造はもう1つ見せたいものがあると言いだす。

 

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 以前からこちらを見て、キャストが出てる話数で、なんとなくのあらすじを連想したりしてるけど、89回には、中村雅俊さん、ケーシー高峰さん、尾藤イサオさん、岸部シローさんの名前があって、あらすじだと芝居見物だというから、どういう話かと楽しみにしてました。

 

りんは家族に事情を話したのか分からないけど、あの家の女中は辞めて、やえやことと共に仕立物をしていた。今のドラマだと相手をぎゃふんと言わせるとか一泡吹かせるとか何かありそうな気もするけど、みつの嫁ぎ先といい、物語は淡々と進む。でもそれでいいと思う。

 

りんはぼんやりと考え込み、手が止まりがちで、やえに注意される。ことは、ようやく徳右衛門の足袋を仕上げたというが、両方右足用だった。ことさんの様子が心配。

 

そんなところに源造が訪ねてきて、りんを芝居見物に誘う。川上音二郎の芝居で舞台上で中村雅俊さんらが芝居してたんだけど、メイクしてるしナレーションベースでセリフは聞こえないし、遠目でわちゃわちゃしてるところばかりで体の大きな岸部シローさんしか確認できず。

 

キャストの4人は「はね駒」の前年1985年の大河ドラマ春の波濤」の出演者。大河ドラマでは珍しく明治生まれの主人公で大正時代までを描いた作品だそうです。前年の「山河燃ゆ」、翌年の「いのち」で近代大河三部作…「いのち」は橋田脚本だし、「いだてん」が好きだったので、80年代の近代大河に興味が湧きました。

 同年の大河ドラマの宣伝ではなく、同じ時代を描いたということでの特別出演だったんでしょうか。しかし、ツイッターで見た感じだと大河の映像の流用? 確かに前年の大河キャストをわざわざ集めて撮影するわけないか。

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松坂慶子さん、めちゃくちゃ美しい。風間杜夫さんとも共演してたのか。場面写真がたくさんあったけど、今日のシーンみたいな芝居小屋の写真もありました。

 

今、「はね駒」界は明治29年の年末で、明治29年に東京神田に川上座を開場したとあるので、ホントに時代ぴったりだったんだね。

 

芝居終わりに、目がたれてるとか言ってたのは音二郎(中村雅俊さん)のことか。大河で音二郎役を演じた中村雅俊さんに対して「あの芝居にあの顔は合わないんでないかしら」とりんが言い、「うん、目もたれてるしな」って結構攻めたセリフに感じるな。そこからりんと源造のイチャイチャが始まるんだけどさ。

 

芝居見物、おしることりんが喜びそうなことを考えた源造だったが、まだ元気の出ないりんに本郷まで連れていく。そこには新築の家が建っていた。その家は、源造が桐山から請け負って任された仕事だったが、依頼主が相場で失敗してしまい夜逃げしてしまった。

 

責任を感じた桐山がこの家を買い取ると言ってくれたが、仕事を世話してくれた桐山にそこまでしてもらいたくなくて、源造は橘家に住んでほしいと言う。そして源造は橘家の面々が揃ったところで弘次郎にお願いする。

 

源造は、りんとの新居と考えてるわけじゃなく橘家のみんなに住んでもらいたいというのがいいよねぇ~。しかし今日の回は「春の波濤」だな。

駅から駅までの移動ってことはないけど、浅草から本郷のなんとなくの距離感。