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ドラマの感想など

【連続テレビ小説】はね駒(65)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

りん(斉藤由貴)は、救護所でともに働く小野寺源造(渡辺謙)のことが頭から離れなくなっていた。もし今源造が倒れたら自分は心から悲しいと気づいたからだった。一方、必死の捜索もむなしく、中河鶴次(矢崎滋)の家族は、誰一人見つからなかった…。

 

 

おにぎりを握っている梅沢先生と女学生のところにきわさんがきて、毎度おにぎりだと米が足りなくなるから明日からおかゆか雑炊にしようと提案する。梅沢先生の言うように器が必要になるけど、確かにおにぎりを毎度握るより少ない米でたくさん作れるし、水分もとれて一石二鳥。

 

梅沢先生は戸惑っていたけど、きわさんの「お上をあてにしていたらみんな飢え死にした後にお米が届くことになりかねないんだから。こういう時は自分で自分を守らなきゃ」は今も同じかもしれませんね。

 

りんは、鶴次先生に梅干しを差し出すが種も出さずにそのまま飲み込み、「私何か悪いことをしたでしょうか?」と自分を責めるようなことを言った。

 

自分で気付かないような自分でも分からないような何か悪いことをしたのでしょうか? 神様を怒らせるような何かひどいことをしたのでしょうか? 

 

多分私は悪い人間なのですね。救い難く悪い奴なのでしょう。それでなければ御恵み深き神が私にこんなひどい罰を与えたもうはずがない。私からすべて奪うようなこんなひどいことをなさるはずはない。

 

私が悪いならば罰は私が受けるべきだ。なにもあのいたいけな子供たちや妻に…。これが神の御旨なら私はどうすればいいのです…。

 

鶴次の正面に座っていたおキヨがおにぎりを差し出して口に押し付けた。鶴次が食べるとおキヨも食べて、二人しておにぎりを食べた。鶴次さんの言葉にめちゃくちゃ泣けてしまいました。

 

庄治あんちゃん…篠原大尉の計らいで軍医が救護所に来てくれることになった。節子やりんは次の救護隊と交代するため、翌日には帰ることになり、篠原大尉と節子さんがお互いをねぎらう。髪の乱れをそっと直す篠原大尉、かっこいいよぉー!

 

源造は昨晩のりんの言葉を今一度確かめる。またちょっと言い争いになったときにガバッと抱擁する源造は何を言うかと思えば「俺も好きじゃない」…キャー!! 鶴次先生とおキヨのところに行った源造。りんは草履をそっと投げてみた。表が出て「あたり!」と喜ぶ。初めの頃の縁談が嫌だとか言ってた頃も神社で下駄を投げたけど、あの時も表が出たんだよね。それでも嫌なものは嫌だった。

 

やっぱりお似合いだな。今この年代でまた夫婦役とかやってくれないかな。

 

津波のこと、りんの気持ちの変化、いろんなことが無理なく詰め込まれてて深いなぁ。