1972年12月17日 TBS
あらすじ
SLの機関士として半生を捧げてきた源吉(伴淳三郎)だったが、ある人身事故に責任を感じ、機関士を辞して整備員となって働いている。幼い頃は父を誇りに思っていた息子の真(松山省二)だったが、家庭を省みずにSL第一に生きてきた父を時代遅れと感じ、何かと対立するのだが…。
おどろおどろしい音楽をバックに蒸気機関車を整備する源吉。52歳、機関士だったが8年前に事故を起こし、国鉄を辞め、民間の会社で蒸気機関車の整備をしている。この時代の52歳って本当にじいさんだなぁ。
息子の真は大学に行かず、建設会社の面接を受けると言う。父親の面倒を見るか、誰かと再婚させて家を出るか考えている。
息子役の松山省二さんは、70〜80年代のドラマでよく見るね。
元同僚の男・サブが源吉に20万円を返しに来た。事故の責任を感じて辞めた源吉と一緒に辞めたサブだが金が必要になり、源吉が志乃という女性から借りてサブに貸したものだった。サブは今は運送会社をやっている。
志乃(南田洋子さん)は、源吉が通う小料理屋のおかみで、源吉の妻と仲が悪かった。その妻も3年前に亡くなった。
妻の命日より事故で死なせてしまった子供の命日を優先した源吉と真は言い合いになってしまった。
勢いに任せて飛び出した真は源吉の同僚に会い、妻の命日の法要に来れなかったのは、同僚の代わりに仕事をしていたせいだと知った。
源吉は志乃の店で新しい時代についていけないことを愚痴り、蒸気機関車のそばに行って話しかける。
真は志乃の店に行った。真の母と志乃は同じ青森の生まれで一緒に北海道に出てきた仲だった。サブのためにお金が必要になったとき、貸す貸さないで仲違いをした真の両親のために志乃がお金を貸した。
だけどそれがまた真の母を怒らせる結果になってしまった。
源吉は、蒸気機関車の解体工事に立ち会っていたが、前々から心臓が悪く、蒸気機関車からふらついて落ちてしまった。
病院のベッドで自身が起こした事故のことでうなされていた。吹雪の日、突然飛び出してきた少女を避けきれなかったのだ。
うわ言を言ったまま源吉は亡くなった。
真と同級生の女の子(かわいい!)は丘の上から電車が走って行くのを眺めていた。(終)
息子が小難しいことばっかりいう若者なんだよなぁ。大学行くのが当たり前っぽい進学校にでも行ってたのかな。
昭和40年代にコンピューターの時代に義理人情なんて古い!とか言われてたのか。
源吉と志乃は仲が良く周りに疑われていたけど、人間同士信頼し合っているということでした。やっぱり字幕欲しい。