公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意
りんは寄宿舎を夜無断で抜け出し、松浪先生(沢田研二)の家に来てしまう。急病で寝込んでいる松浪が心配で居ても立ってもいられなくなったのだ。そこへ遅れて母・やえ(樹木希林)が来るが、2人には声をかけずに立ち去る。看病のかいあって松浪は回復するが、翌朝衝撃的な決意をりんに打ち明ける…。
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りんは、やえに叱られることも分かっていて松浪先生の家に居座り続ける。「ここにいません!」とか黙っているだけなら看病しろよと思ってしまいました。やえは、二人のやり取りを聞いていたが、そのまま家を出て行った。一人で大きくなったような顔をして、偉そうに…と言い、泣きながら歩いて行った。小さな子供のりんがもういなくなってしまったという寂しさかな。
翌朝、松浪先生から今年いっぱいで学校を辞め、イギリスのエジンバラに行くと告げられた。噂を立てられたことで、周りから噂を信じられてしまうような人物に思われたことにショックを受けたからだった。まぁそもそも相馬の伝道のときも、みどりも一緒というのはたとえ無理やりついてきたんだとしても軽薄と思われても仕方ないかも。物語上、みどりが女学校の話をして、りんが女学校にあこがれを抱くんだから必要なエピソードだったかもしれないけどね。
松浪先生は「おしん」なら浩太というより俊作あんちゃん的な存在と思ってたけど、一方で女生徒の好意をギタギタにするくらいの冷たさはないので、加代様の部屋に時々帰って来た浩太とも重なる。
みどりは、松浪先生がいなくなるなら辞めたいとか言ってたけど、そりゃ留年するくらいだからショックだろうな…しかし、ここ連日のりんの暴走を見てると松浪先生と離れたほうがいいだろうと思いました。誰の言うことも耳に入らないんじゃどうしようもない。黙っていることしかできないなら、神の前で祈るとか別の描写があったと思うんだけどなぁ。
Twitterで「クラスターが発生するのもわかる気がする」というような感想を見かけて、大きくうなずきました。人に何言われても自分のしたいことをするんだ、それがたとえ誰の迷惑になったとしても!と考える人がいつの時代もいるんだなと。後悔したくないんですってそりゃ自分は満足するだろうけどねぇ…みたいな。
てっきり学校を卒業と同時に松浪先生の出番が終わるのだと思っていたから、こんな途中退場とは思いませんでした。