徒然好きなもの

ドラマの感想など

連続テレビ小説 おしん(281)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

仁(高橋悦史)の長男で、中学2年の剛(たけし)が盛り場で補導される事件があり、仁と道子(浅茅陽子)は相談のうえ、おしん乙羽信子)と同居したいと申し出た。おしんにはいまさら、仁夫婦と一緒に暮らす気はなかったので、いったんは断った。しかし、おしんは、将来、初子(佐々木愛)が仁や道子の世話にならなくてはならないのがふびんに思え、初子の将来を考え、初子の独立を条件に、仁夫婦と同居することにした。

 

 

道子が殊勝に頭を下げ同居を願い出る。禎は仁が今いる家に住みたいから、早く決まってほしいと下衆丸出し。それぞれどろどろの腹の探り合い。

 

道子は、もちろん初子さんも同居してほしい、と言ってたけど、おしんは初子のことを考え、初子に独立して店を持たせ、道子たちと同居することを選んだ。

 

日々、店の仕事、奥のこと、肩もみ、背中を流したり…ずっとおしんと暮らしてきた初子がついに独立! 初子も仁ちゃんに世話になるのはいや、と本音も漏らしてましたね。 

 

しかし、おしん(というか脚本を書いてる橋田さん)の考える独立というのは店を持つこと、なんだよね。希望にも半ば無理やり窯を持たせたり、誰かに使われるより一国一城の主になったほうがやりやすいのだと、おしんは思うのだろうけど、人それぞれ向き不向きありますからねぇ。

 

初ちゃんは、手芸店を開くことに決めた。家事全般得意な初ちゃんなら、お弁当屋さん、総菜屋さん、小料理屋等々料理に関する店もできそうけど、多分女性客が大多数を占める手芸店というのも初ちゃんらしいな、と思えました。

 

いい人がいたら結婚してほしいと口では言ってたけど、ついに独身だった初子に、一人でも生きていけるような道を作ったのは当時としては、かなり新しい考え方だと思います。

 

道子が初子さんも一緒で、というのは単におしんの世話係としてお手伝い代わりにしか思ってなかったらしい。仁も初ちゃんの立場なんてまるで考えてなさそう。おしんは、今後おしんの介護して亡くなった後、何も持たされず家を出される初ちゃんを思えば(多分仁と道子ならそうする)、今のうちに独立させようと考えたのだろうけど、もうちょっと早くてもよかったんではと思わなくもない。

 

結局また仁の思い通りになったよ。