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ドラマの感想など

連続テレビ小説 おしん(266)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

禎(てい)は、辰則に、店のオープン準備のときに一緒に働き、夢中で仕事に打ち込む姿をすばらしいと思ったから結婚を申し込んだのだと伝えた。その結果、禎と辰則の誤解が解けて、ふたりは晴れて結婚することになった。一方、妊娠5か月を過ぎて、実家から田倉へ帰ってきた仁の嫁・道子が、ひと月もたたないうちに、また実家へ戻ってしまった。おしん乙羽信子)は、腹が立つよりも、ただあきれるばかりでであった。

 

 

冒頭のナレーション中の仁、辰則、禎の会話が聞きたい。

 

道子は結局、実家に帰ってしまい、惣菜作りをしながら道子の悪口大会と化す。そこに仁はいない。辰則はもちろんおしんの味方だし、禎はそういう時代じゃないのよ、とおしんをたしなめたりもする。

 

初子は、道子の仕事を取ってしまったからと謝る必要もないのに謝る。ここで、辰則や禎も無言なのもなんかなぁ~。働きぶりは見てたら分かるはずなのに。禎がもっと初ちゃんを姉として慕う描写があってもいいのに、どこかやっぱり奉公人としか思ってなさそう。

 

一方、川部家では波江と道子がまた初子のことをあれこれ言っていた。道子は最初に姉がいると聞かされてなかったせいもあって、不信感をもってしまったのか初子を「わけわかんない人」としてあれこれ言っていた。

 

姉とか言わずに戦死した兄の婚約者だと言った方がいいんじゃないの? 初子がいなくなって、おしんだけになった恐ろしさを考えたら初ちゃんに取り入ったほうがいいのにね。百合はそういうところも上手だったのかもねぇ~、とふと思う。

 

後日訪ねてきた仙造は初子に縁談を持ってくる。55歳、妻に先立たれ、二人の娘を嫁に出した男。初子と同世代の男性は戦争でたくさん死んだ世代で少ないだろうし、生き残った者も結婚してる人は多いだろうけど、それにしたって酷い。当時の55歳は定年退職しする年齢なんだもんねぇ。

 

おしんは怒ったけど、初子は考えてみますという。空気を読みすぎる初ちゃんは、道子のためにもこの家を出たほうがいいと考えた。だけど、おしんは反対するし、初子もここにずっといたいと泣く。乙羽おしんになってから割と泣きのシーンが多く感じます。私も母も今朝は泣きながら見たんだけど、ツイッターでは二人の関係が怖いと冷めた意見も結構見ました。

 

泣きのツボなんてそれぞれだよね。昨日の禎と辰則の結婚も感動的に描かれていたと思うけど、私は正直全然で、辰則さんかわいそ~とまで思ってたくらいだし。

 

道子側から見れば、そうなのかもね。姑がやたら気に入った同世代の女がいて、その女は自分がやろうとすることまで先回りして何でもやってしまう。意地悪なわけでもないとこがまた怖い、みたいな。

 

だからね、おしんが同居にこだわったのがいけなかったんだよ。初子と一緒がいいなら、無理して同居することなかったんだよ。おしんは姑に厳しく仕込まれてとよく言うんだけど、恒子さんがそれ言うなら分かるけど、同居は1年くらいのものだし、おしんと仁夫婦は別居でもよかったんじゃないの。

 

川部さんもさ~、もっと本気でいいの探して来いよ。たとえ後妻の口でも、初ちゃんの同世代でもいるだろ~?

 

 

おしん」の次の朝ドラは1986年前期「はね駒」だそうです。見たことはないんだけど、見てみたいと思っていたので嬉しい! 地上波の朝ドラ再放送は2010年以降の比較的新しい作品が多いけど、この枠は昔の名作朝ドラを流してくれる枠になったらいいな。