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連続テレビ小説 おしん(262)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

おしん乙羽信子)が新しくオープンしたセルフサービス方式の店は、市価より安い商品が人気を呼んで、売り上げだけは好調なすべり出しであった。しかし、安売りだけに利益は薄く、銀行の借金の返済を思うと、おしんは将来が不安で頭を痛めていた。そんなとき、息子の仁(山下真司)が思いがけないことを言い出した。店を手伝ってもらうために呼び寄せた友人の辰則と、妹の禎(てい)を結婚させたいというのである。

 

今日から完結編です。終わりが近づいています。

 

今日のあらすじは冒頭のナレーションです。仁は夜中起きてきた禎に縁談があるといきなり話す。

 

おしんはすぐ仁の言うこと聞かなくていいよと禎に言ってくれたけど、禎は翌日お惣菜の手伝いはしたものの店のレジには入らずにこっそり名古屋へ戻って行った。

 

仁は根底に自分は学校に行けなかったのに、禎だけとかいう思いもあるのかな。春休み返上できっと給料もなしに働いたのに、「お前はいい身分だな」とかよく言えたもんだ。

 

そんなに性急に事を運ぼうとしなくてもよかったんじゃないのぉ? 禎だって辰則に嫌悪感を抱いていたわけではないし、辰則の気持ちだって聞いてない(仁を慕ってたけど、それが義理の兄貴になるのはちょっと…と思ってたかもしれないよ?)。

 

禎は禎で名古屋に戻って、恋人らしい人と再会してたけど、スカジャンにリーゼントという悪っぽい感じの男でした。それを見ると、辰則の方がいいんじゃないかなぁ?とは思うけど、仁の言う通りになりたくないとも思ってしまう。

 

そうそう、仁が万引きした子供を捕まえて、名前を言わなかったけど学校が分かっていたから先生を呼び出したというエピソードがあったけど、おしんの感想は「かわいそう」だった。おしん個人なのか明治の女性の価値観なのか分からないけど、その反応にびっくりした。

 

高々子どもの盗んだお菓子1個と思ってもそれが積み重なれば恐ろしいことになるのに、手に取りやすいところに商品が並んでるんじゃ取りたくなるのも仕方ないよ~というセルフサービスの店のせいにしてた。

 

そういえば、子どもの頃、お加代様の部屋に入ってはいけないと言われながら、部屋に入り、お加代様の絵本を、あとで返すからと持ち出したおしんだから子供は目の前に欲しいものがあったら自制の利かないものと思っていたのかな?

 

次郎や征男に指示出してると滝沢先生に早変わりする仁だけど、仁の言ってることがことごとく許せない。しかし万引き犯に対する反応は、仁の方が正しい。