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連続テレビ小説 おしん(260)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

昭和31年3月、田倉商店は、当時まだ少なかったセルフサービス方式の店としてオープンにこぎつけた。成功するかどうか予想もつかない賭けであったが、とうとうここまで来たという感慨が、おしん乙羽信子)の胸を熱くしていた。開店初日は、大勢の客でにぎわい、順調なスタートを切ることができた。その一方で、安売りに対して商店街から反発もあったが、おしんは、誰にも頼らず、田倉の商売をしようと決意するのだった。

 

 

現代パートの辰則さんを見た印象は、仁にペコペコしてるところだったから今のキラキラした辰則さんがいつああなってしまうのか気になるところです。おしんと仁の間に挟まれるうちにいつしか…? あの二人の間に入っていたら誰だって疲弊するな。

 

開店前に魚を仕入れてきたおしんが野菜の仕入れはあとにしようかと話していた時に、辰則さんは「田倉商店は魚屋ですよ」と仁に散々否定された魚や野菜をないがしろにしない発言を聞いたときはこちらまで嬉しくなりました。仁が設定上オーナーで辰則が店長でいいでしょう。

 

道子の父が乾杯の音頭を取り、開店前に乾杯する。テーブルの上に一升瓶があったけど、景気づけに飲んだ? そんな時代よね。

 

店は大賑わいで開店祝いに百合がこしらえた赤飯を持参した希望も手伝った。おしんは魚と野菜だけではこれだけにぎわうことはなかったみたいなこと言ってたけど、前々からめちゃくちゃ忙しそうな店だったよね。

 

禎はクタクタで寝転んでたけど、初ちゃんは店の業務が終わっても夕食とお酒の準備までしているのに、禎には「お疲れ様」なんて言って頭が下がるな。禎だって口だけじゃなくちゃんと働いていたけど、初ちゃんだって同じくらい働いていたのにね。お互い労わり合う関係ならもっとよかったなぁと思って。

 

仁は、辰則や他の従業員にもリーダーシップがあって同性には慕われるし、異性には多少強引でモテるのかも。おしんは今日のラストも商店街の他の店に安く売りすぎてることを言われて、啖呵切って突っぱねたけど、仁はそこまでしようなんて思っていなさそうだったし、そこは仁の方がもしかしたらうまくやれたのかな。

 

若造が頭下げて今だけですから~とか下手に出たほうがよかったんじゃないかとか…おしんの啖呵は言われた方が理不尽に思え、スカッとしない。それは田中おしんの頃からそう。

 

とにかくおしんは同業者というか仲間と言ってもいい人たちに文句言われて、啖呵切って敵作るばっかりなのが見ていてハラハラする~。もうちょっとうまく仲間作ったほうがいいと思うんだけど、目上の人にかわいがられて引き上げられた人だから横のつながりを作ろうとしないみたい。

 

 

昨日の道子の母と道子の会話で道子がコーヒー飲みながらすき焼き食べたいと言ってたのを出産経験がある人までが心配したけどつわりは嘘だったんだという感想があったり、人によって食べられるものは違うという指摘があったり、勉強になります。体調の悪さは人には分からない(片頭痛持ち)。

 

あと、道子の母は嫌味っぽくはあるけど、おしんへの悪口ではなく「苦労なさった方だから人がラクしてるのをみるとそれだけで腹が立つんだよ」というようなことを言ってたのはその通りだと思いました。道子の母だって、たたき上げの夫ともに頑張ってきた人だし、女手一つで子どもたちを育てたおしんをバカにしてるわけではないと思う。ここ連日道子ひでぇと思ったこともあったけど、道子母は娘ファーストだから割と好き。

 

それなのにあんな母親に甘やかされたから道子はあんな風になったんだ、帰って長男の嫁が世話させられるのかと思うとかわいそうというのも見たけど、道子は男兄弟が3人いるそうだけど、あのお母さんはもしかしたら自分自身苦労したから別居かもよ? 道子の両親の他住んでる様子が見えない。

 

そこは全然描かれてないんだから、描かれてないとこまで想像してあれこれ言うのはかわいそう(どの口が言うか)。