徒然好きなもの

ドラマの感想など

連続テレビ小説 おしん(244)

公式あらすじ※初見の方、ネタバレ注意 

息子の仁(山下真司)が百合の気持ちを踏みにじって、おしん乙羽信子)の見も知らぬ女性と結婚しようとしているのが、おしんにはどうしても許せず、仁の非情さがやりきれなかった。仁が、おしんの期待を裏切るような生き方をしているのを知ったことは、おしんにとって大ショックであった。どこでどう育て方を間違えたのだろうか…。おしんは仁に「その女と一緒になりたいなら、この家を出て結婚しなさい」と言った。

 

 

おしんは冒頭でこそ、道子との結婚は認めない、この家を出なさい、人でなしと視聴者が思ってるようなことを言ってくれたけど、結局息子には甘いんだよぉ。

 

私も兄がいるからよく分かります。母親は娘とべったりでと思う人もいるかもしれないけど、やっぱり母親にとって息子は別物なんだよね。私が兄に対して、はぁ?何バカなこと言ってんだ?って思うことも母は大まじめに言うこと聞いたりするんだよねー。

 

兄は長子長男だし、あとは娘ばかりなので特別な存在だということを大人になるにつれ思います。母は女性にしてはあっさりしてる方だと思ってたのに、兄嫁に対し、わりと嫁姑にありがちな”嫁にあんなことされて息子がかわいそう”みたいなことを言い出した時はびっくりしました。

 

おしんも雄に対しては激甘で仁には辛辣にも思えるけど、やっぱり仁にも甘いよぉ。息子側は甘やかされてることにも気づいてないってのがまた腹立つわ。

 

おしんと仁が言い合いになった後、仁は部屋を出て自分の部屋で寝転がると、希望が追いかけてきて話を聞く。おしんがあっさりと仁と百合の関係を話してしまったから、希望も二人の仲を知ることとなった。

 

正直、百合にもモヤっとしたものを感じます。失恋した時に異性に恋愛相談して結局相談相手が次の相手になるみたいな、恋愛上級者的なものを感じてしまうのかも。

 

だって、田倉家で酷い目に遭ったのに、田倉家に関係する人を頼る? いずれ分かってしまうなら全然知らない場所で一から出直した方がいいと思う。おしんと初子仕込みの家事能力なら住み込みのお手伝いさんとかまだいくらでもありそうなのに男性の多い工房ってのがまた。仁の事は忘れたと言っておいて、多分数回しか会ったことがない優しい希望に頼るのは何かなぁ。そこがおしんや初子とは全然違う人種に思える。初子みたいな振り切れ方をされても困るけどね。

 

仁は希望には、店を大きくしておふくろを楽させたいと言ってるけど、おしんは今のままでいいって言ってるの、謙遜とかそんなんじゃなく。自分がやりたいことを叶えるために、百合を捨て、金目当てに道子に近づき、おしんを言い訳にして、ほんっとに腹立つ!!

 

結局押し切られるおしんにもちょっと腹が立った月曜日でした。