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りぼんブーム

ツイッターでフォローしている萩岩睦美さんのツイートを見ていて偶然「ひとりりぼん」なる同人誌を知り、とても興味が湧いた。

 

その頃、それこそ小学生の頃、毎月「りぼん」の感想を言い合っていた友達に会う機会があり、話しているうちにやっぱりこの本が欲しい!と思い、それと同時に「りぼんメモリアル」という同人誌も知り、どちらも通販で買うことにしました。

 

「ひとりりぼん」はホントにすごい! 同世代あるいはせいぜい一つか二つ下くらいの作者なのかなぁ(私は76年生まれです)、とにかく載ってる漫画がドンピシャで、絵だけでなくネタの再現度もすごくて面白かったです。美子ちゃんも懐かしいよぅ…40と思えない感想。

 

「りぼんメモリアル」はまだまだ読み込みが足りないけど、岡田あーみん特集はホントありがたいねぇ。「りぼん」を読んでいた少女時代が懐かしく思い出されました。

 

小学生のころ、「りぼん」が発売されると、友達と二人、「ちびまる子ちゃん」と「お父さんは心配症」の感想をよく言いあってた記憶があります。「ちびまる子ちゃん」は86年連載開始ということで、86年当時に小学4年生だったので、同じ小学生が主人公の漫画として楽しんでいたような気がします。

 

私には3歳上の姉がいて、最初は姉が「りぼん」を買っていて(その前にごく短い期間「なかよし」を読んでいた気もする)、私が小学4年生になった時から私自身が「りぼん」を買い始め、それから、高校2年までずーっと買ってました。90年代に入って惰性で読んでた気がするけど、「りぼんメモリアル」のなかで、「ルナティック雑技団」の掲載誌が「りぼん」から「りぼんオリジナル」に変わってやめた、という人がいたけど、それと全く同じで、94年の3月号(ってことは高3になる直前まで読んでたってことか(-_-;))でやめました。

 

「りぼんメモリアル」のなかで、アンケートがあって、人気漫画の連載期間なども記載されてたけど、94年まで読んでたわりに、矢沢あいさんの「天使なんかじゃない」とか吉住渉さんの「ママレード・ボーイ」とかまだまだ「りぼん」にも勢いがあって人気連載もあったのに、私の中ではあまり記憶がない。

 

矢沢あいさんは初コミックスとか初期の短編集あたりはコミックスも買ってたけど、「天使なんかじゃない」あたりから絵が変わってしまってあまり読まなくなったのかな。「ママレード・ボーイ」もおしゃれな感じもしたし、設定も面白いと思ったけど、それくらいしか覚えてない。

 

高校生になってから、あまり小学生の時に買えなかった「ときめきトゥナイト(蘭世編)」や「お父さんは心配性」「星の瞳のシルエット」のコミックスを買い集めた気がします。

 

ときめきトゥナイト」は蘭世編の設定だと私は鈴世と同じ歳みたいだけど、なるみ編が始まるときに3年未来の話になってたのね。同級生感がないのはそのせいか。

 

蘭世編は高校生当時に改めて読むと、アロンの方が好きになったなー。健気で不憫な感じがする。アロンと蘭世でうまくいってほしいとも思わないけどね。

 

星の瞳のシルエット」はリアルタイムだと香澄たちがみんな同じ学校にいた中学生の頃の話はさすがに記憶になく、でも、何となく香澄派くらいなもんで、真理子大嫌い!という感情もなかったな。交換日記用のノートとか全員プレゼントの星のかけらとか赤いリュックとか結構付録、全プレを持ってた気がする。

 

私の中ではいつまでも80年代後半くらいの「りぼん」が最強なのかもしれません。

 

「りぼん」本誌ではあまりおなじみじゃなかったけど、中学生の頃初めて買ったコミックスは谷川史子さんの初コミックス「花いちもんめ」で、以降谷川さんの作品はコミックスでずっと楽しみにしてました。元々漫画家というより、「My Birthday」という占い雑誌(コボルトさんキーホルダーとか買ったなぁ(^^;)のイラストレーターとして知ったという感じで、今はもう手元にないけど、「My Birthday」で掲載されたイラストを集めたポストカード集とかも持ってました。ストーリーも好きだけど、絵がものすごく好きだった漫画家さんです。

 

今回の「りぼんメモリアル」で谷川さんのコミックスのあとがきを集めたコミックスが出てることを知り、迷い中。「りぼん」時代の漫画はよく読んでたんだけど、それ以降はちょっと読んでない作品も多く、一時はそのまばゆい少年少女たちの話が読めない時期もあったので、今どうなんだろうって。

 

それと、私が「りぼん」をリアルタイムで読んでたときに子供向けの話(「アラビアン花ちゃん」や「うさぎ月夜に星のふね」など)を描く人だと認識していた萩岩睦美さんは大人になってからハマった一人です。当時二十歳でフリーター、昼休みに古本屋でふと手にしたのが「魔法の砂糖菓子」で、その話が衝撃的で、それ以降、「小麦畑の三等星」や「銀曜日のおとぎばなし」などを買い集めるようになりました。

 

子供を主役に描くことが多いけど、大人や老人の描き分け、ヨーロッパの美しい景色とか美しくて大好きで、それとまぁ可愛らしい絵柄とは裏腹に割と重い話が多いのも好みです。昔のりぼんマスコットコミックス版「魔法の砂糖菓子」は表題作だけじゃなく四編すべてが好きだったし、「鳥の家」「水玉模様のシンデレラ」等やっぱり外国を舞台にしたおとぎばなしのような話が好きです。

 

萩岩睦美さんは初期の作品ほど仲の良かった漫画家さんへの私信を漫画に描いていたり、仲良しの漫画家さんが自分の連載キャラを小さなコマに描いてたり、そういうの見るのも面白かったです。

 

それがきっかけで小椋冬美さんや高橋由佳利さんの漫画も読んだり。どちらもリアルタイムだとだいぶ大人っぽい印象だったけど、後々買った小椋冬美さんの「シルク」の主人公の少年は金髪の少年だったけど妙にかわいらしく感じました。小椋さんの漫画も私服の高校だったりおしゃれなんだよねー。80年代のおしゃれ。

 

って、「りぼん」本誌で好きになった人より、大人になってハマった人の方が多いかも。特に、萩岩睦美さん、小椋冬美さん、高橋由佳利さんはものすごく絵も話も大人っぽく感じてたなー。その頃だと、本田恵子さんとかもか。

 

懐かしすぎてとりとめのない話になってしまいました。岡田あーみんさんについてはまた後程語りたいくらい。

 

素敵な本をありがとう。センキューフォーユアラブ。